ティーショットではフェアウェイをキープした方が良いとされていますが、一般ゴルファーのスキル次第ではラフからの方が打ちやすい場合があります。
密度が高い芝にボールが沈んだ状況のラフからのショットは、スキル問わず嫌なものですが、芝にボールが浮いた状況のラフからのショットは、‟当たるか当たらないか”というレベルのゴルファーにとってはフェアウェイよりも易しい状況です。
フェアウェイよりも、ボールと地面(土)までの間のスペースが広く、一般ゴルファーに多いすくい打ちをして、クラブヘッドがボールに対して下からアタックする軌道になっても、ボールをとらえやすくなるからです。
よって、一般ゴルファーは、フェアウェイキープ率の高まりがスコアに直結するとは限りません。方向的に(木が邪魔にならない、等)次のショットが狙いやすくなる、という面ではスコアに影響するでしょう。
安定して、良いヘッド軌道でボールをとらえられるプロや上級者は、ボールが浮いていても、ラフはフェアウェイよりも神経を使います。
インパクト時に必ず、フェースとボールの間に芝が挟まるため、スピン量が減ります。そして、どの程度減るのかが読みにくいです。
スピン量が大きく減って‟フライヤー”となり、飛距離が大きく増すと思ったら、フライヤーしなかったり、フライヤーしないと思ったらフライヤーしたりします。
石川遼選手は最近好調ですが、ティーショットでフェアウェイをキープした場合と、フェアウェイを外した場合で、スコアの伸びに顕著に違いが出ています。
そのあたりのポイントについて、以下の記事でまとめられています。ご一読ください。
- フェアウェイキープ48回中ボギー2回
- フェアウェイキープ率
- 国内メジャー4勝目へ
4日から、岐阜県の富士カントリー可児クラブ・志野コースでメジャー、日本プロゴルフ選手権が開催される。注目は石川遼。6月6日から開催された日本ゴルフツアー選手権では、正規の72ホールをトップタイでプレー。プレーオフで敗れたが2位となった。
石川遼、最近2戦FWキープ時のパーキープ率96% ティーショット次第で圧倒的強さ発揮も 日本プロゴルフ選手権 https://t.co/QfT7X5IIGA
— 「スポーツの未来を読みとく」メディアSPREAD (@spreadsports_jp) July 3, 2024