石川遼 20代最後のシーズンでドライバーショットの精度向上

ZOZOチャンピオンシップ 石川遼 男子

早いもので石川遼選手は今年の9月17日に30歳になります。マンシングウェアKSBカップでアマチュアで優勝し「ハニカミ王子」として一躍時の人となったのが2007年。30歳ともなると「リョウクン」と呼べない年代になりますね。そんな石川選手ですが、ゴルフの内容が上向きです。優勝こそ2019年の日本シリーズを最後にありませんが、ドライバーショットの精度がこれまでで最も良いと言っても過言ではないぐらい良いようです。

フェアウェイキープ率が上昇

石川選手はショートゲームの水準はとても高いレベルにありました。問題はドライバーの精度。フェアウェイキープ率が良くないのです。日本ツアーでのスタッツを見ると米ツアーを主戦場にする前にフェアウェイキープ率が50%を超えたのは2008年の一度だけでした。それが今年は56%(5月24日時点)。かといって飛距離が落ちたわけではなく、306ヤードで3位につけています。

コーチと契約した効果か

石川選手は昨年はじめてコーチと契約しました。そのコーチは田中剛コーチ。アスリートコンサルティングチームという集団を率いているコーチです。ゴルフに限らずサポートするようですが、最近の主なサポート種目はゴルフのようです。

これまでは、主に自分の考えのもとあらゆるスイング改造などを行ってきた石川選手。新たに招いたコーチの指導は効果を実感しているようです。「自分にとって今までで一番いいスイングになっているのは間違いなくて、感覚的にもかなりいいです」と石川選手は述べています。フェアウェイキープ率が上昇しているのも頷けますね。

30代突入 再び米ツアーの舞台へ

石川選手は再び米ツアーを主戦場にすることが目標と公言しています。ドライバーショットが「飛んで曲がらない」選手になり始めていることで、一層それは現実味を帯びてくるでしょう。米ツアー復帰の為には日本ツアーで強さを発揮する必要があります。賞金王をとった2009年のようなインパクトを残してもらいたいと思います。

石川選手の米ツアー復帰に向けた明るい兆候について、下記記事でまとめられていますのでご覧ください。

石川遼20代最後のシーズン 米ツアー復帰に向けた明るい兆候(SPAIA)