日本女子ツアーで存在感を発揮する韓国人選手
今年の日本女子ツアー最終戦、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは原英莉花選手の優勝で幕を閉じました。今年は新型コロナウィルス感染拡大の影響で開幕が遅れ、外国人選手は日本への入国が遅れました。そんな中でも韓国の申・ジエ選手は2勝し、今季(2020年と2021年統合)こそは悲願の賞金女王載冠に向けて突き進んでいけそうな雰囲気があります。
昨季の賞金ランキングトップ5には申・ジエ選手(3位)、ペ・ソンウ選手(4位)、イ・ミニョン選手(5位)と、3名の韓国人選手が名を連ねています。過去10年を振り返ると7度、韓国人選手が賞金女王になっています。アン・ソンジュ選手が四度(2010年、2011年、2014年、2018年)、イ・ボミ選手が三度(2015年、2016年)、全美貞選手が一度(2012年)賞金女王のタイトルを獲得しています。
米ツアーでも強い 世界ランキング上位者多数
韓国人選手が強さを発揮しているのは日本ツアーだけではありません。米ツアーでも強さを見せつけています。11月19日から22日に開催されたペリカン女子選手権ではキム・セヨン選手が優勝。10月のKPMG全米女子プロゴルフ選手権でも優勝しており、出場した2試合連続優勝となりました。現時点でキム選手は世界ランキング2位。1位も韓国人のコ・ジンヨン選手。他にも上位には韓国人選手が多くおり、上位15人に7人も入っています。
韓国人選手のスイングはクセがなくオーソドックスな綺麗なスイングをします。そして、「右かかとの動き」「トップオブスイングでのクラブの位置と向き」に特徴が表れています。右足かかとはインパクト前後で浮き上がりが抑えられています。トップオブスイングではコンパクトで、クラブヘッドが頭側にきてシャフトが飛球線とクロスする「シャフトクロス」になりにくいようです。それらが他国の選手よりも見て取れます。下記記事で韓国人選手に共通するスイングの特徴についてまとめていますのでご覧ください。
- 存在感を発揮し続ける韓国人選手たち
- 右足かかとの浮き上がりを抑えたインパクト
- コンパクトなトップオブスイング
- 韓国の国家代表と代表常備軍争い
11月6日から8日に開催されたTOTOジャパンクラシックで優勝した申ジエ。これで2勝目を手に入れ、今季(2020-2021)こそ悲願の賞金女王タイトルとなりそうだ。
昨今、日本女子ツアーで強さを発揮している韓国人選手。昨季の賞金ランキングトップ5には申ジエ(3位)、ぺ・ソンウ(4位)、イ・ミニョン(5位)が名を連ねた。過去10年を振り返ると、そのうち7年は韓国人選手が賞金女王に輝いている。
日本女子ゴルフツアーで強さを発揮している韓国人選手は、ダウンスイング以降の右足かかとの浮き上がりを抑えています。
どういうメリットがあるのでしょうか?日米で大きく存在感を示す韓国人選手に共通するスイングの特徴#ゴルフ #golfhttps://t.co/BScF1BSkUm
— SPAIA[スパイア]公式 (@SPAIAJP) November 30, 2020