アプローチの練習の大切で、ドライバーショットよりも多く練習することが大切です。しかし、アプローチ練習にデメリットがあります。
【アプローチ練習のメリット】
- アプローチが上達してスコアメイクしやすくなる
- 正しい練習ができていれば、フルショット時のスイングが良くなる
【アプローチ練習のデメリット】
- 練習する球数が多くなるので、練習代(ボール代)が高くなる
- ロングショットの練習に比べて楽しくない
今回は、これらのアプローチ練習のメリットとデメリットについて述べたいと思います。
アプローチ練習のメリット
アプローチが上達してスコアメイクしやすくなる
「SG指標(ゴルフデータ革命)」によると、統計的に、ゴルフレベルに関係なく「スコアの54%が50ヤード以内のショット(パット含)」です。スコアが100のゴルファーだと54打が50ヤード以内のショットということです。パットを除くと15~18打が50ヤード以内のアプローチショットということになります。
50ヤード以内からのショットをアプローチとした場合、1ホール平均1回は、アプローチショットをしているということですね。ということは、50ヤード以内からのショットの精度が上がると、必然的にスコアが向上します。アプローチをたくさん練習すると、スコアメイクしやすくなるのです!
アプローチショットでのスイングが良くなれば、フルショット時のスイングが良くなる
アプローチショット時の身体の使い方の延長に、フルショット時の身体の使い方があります。ということは、アプローチショット時の身体の使い方の質を上げれば、フルショット時のスイングの質が上がるということになります。腕と胴体が調和したアプローチショットを獲得することはドライバーショットにも良い影響を与えます。
アプローチ練習のデメリット
練習する球数が多くなるので、練習代(ボール代)が高くなる
アプローチの練習は、1スイング当たりの時間、消費エネルギー、ボールが飛んでいる時間、がフルショットに比べて自然と抑えられるため、練習する球数が増えます。よって、「〇〇球△△△円」のシステムを採用している練習場では練習代が(ボール代)が高くなります。
最近は「〇〇球△△△円」ではなく「時間制の打ち放題」という練習場のシステムも一般的なものになってきたので、こういうシステムを採用している練習場では、練習代(ボール代)が高くならずに、アプローチ練習を多くすることができます。
ただ、システムが「〇〇球△△△円」のみの練習場で練習する場合も、可能な範囲内でアプローチ練習に取り組みたいところです。
ロングショットの練習に比べて楽しくない
ゴルフを始め、ゴルフについて理解が進むと、誰でもある程度はアプローチショットの重要性に気づきます。しかし、現実的にはあまりアプローチショットの練習に割く時間は多くないようです。
重要だとは分かっていても、あまり練習しない。なぜか。楽しくないんですね、アプローチ練習は。やはり、ドライバーショットを”バシッ”とかっ飛ばした方が楽しいため、練習場ではドライバーに手が伸びてしまうようです。
地味な練習ほど確かな上達につながる
アプローチをたくさん練習したからといって、すぐベストスコアを更新したり、スイングが良くなることはないかもしれません。しかし、中長期的な観点からすると進化する確率は上がります。
プロは(というと「自分はプロではないしプロを目指してるわけでもないし」と思われてしまうのですが……)、ミドルアイアンでもアプローチショット時のようなショートスイングの練習を多く取り入れます。
レベルが高いゴルファーほど、地味な練習をしていると言っても過言ではありません。小さいスイングの練習を大切にしているプロゴルファーは多くいます。一般のゴルファーも小さいスイングを多くすることが確かな上達に向けての近道です。アプローチ練習を多く取り入れ、上達を加速させましょう。
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