2016年のファイナルクオリファイングトーナメントを2位に大差をつけて1位通過し、2017年のツアー出場権を獲得した星野陸也選手の魅力はなんといっても、その飛距離です。やや細身ですが、186センチの身長から繰り出すドライバーショットは圧巻で、そのゴルフのポテンシャルの高さにより周囲から”大器”と期待されてきました。
そんな星野選手が2018年8月30日から9月2日まで、山梨県富士桜カントリークラブで開催されたフジサンケイクラシック2018でレギュラーツアー初優勝を挙げました。それも、富士桜カントリー倶楽部での最多アンダーパー記録で、2位に5打差をつける圧勝劇でした。最終日のホールアウト後、ご両親を見るや抱き着きながら表情が崩れるシーンが印象的でした。優勝者インタビューでもご両親の話しを振られると、こみあげてくるものがあったようです。
フジサンケイクラシックでツアー初優勝しました🏆😊
めちゃくちゃ嬉しいです❗️
いつも応援してくれている方々、応援に来てくれたギャラリーの皆さま、ありがとうございました😊期待にも応えられて嬉しいです!! また二勝三勝めざして頑張りますので応援宜しくお願いします❗️ pic.twitter.com/Ug9jdjBcGo
— 星野 陸也 (@riku20h) 2018年9月2日
https://www.facebook.com/japangolftour/videos/698302037200798/
将来の夢は「USPGAツアーを舞台に戦い、そして4大メジャー大会で優勝すること」とのこと。飛距離は海外でも通用するでしょう。特に今回の試合では、本人も戸惑うぐらい飛びすぎていたみたいです。
飛距離以外の部分も、伸びてきている上に、まだまだ伸びしろがありそうなので、近い将来、4大メジャーの舞台で、日本人をワクワクさせてくれるかもしれません。
星野選手は間違いなく、これからのプロゴルフ界エース候補の内の1人です。
知名度を上げた2016年のファイナルクオリファイングトーナメント
水城高校時代、関東ジュニアを連覇するなどしてきましたが、注目を浴び始めたといっていいのが大学を中退して挑んだ2016年のクオリファイングトーナメントです。ファイナルクオリファイングトーナメントへ進出し、そこで2位に大差をつけてぶっちぎりで1位通過したのです。
※下記関連記事はこの時の記事ではありません。
三重県にある白山ヴィレッジゴルフコース・クイーンコースで6日間競技で実施され、68、68、67、67、66、65の31アンダーでした(2位は24アンダーです)。
そして、挑んだ2017年のツアーは賞金ランキング31位に入り、賞金シードを獲得。レギュラーツアーでもその飛距離はトップクラスで、年間を通してのドライビングディスタンスは。294.18ヤードで9位となりました。
4大メジャー初出場となった全米オープン2018
2018年5月21日に兵庫県ジャパンメモリアルカントリークラブで行われた全米オープン最終予選会を突破し、6月14日から開催の本大会初出場を遂げます。この全米オープンが、4第メジャー大会初出場となりました。
決勝ラウンド進出とはなりませんでしたが、星野選手にとっては収穫の多いものとなったようです。
https://www.youtube.com/watch?v=C-b8z35Bj9s
飛距離を武器にスケールの大きなゴルフに磨きをかけられるか
このまま大きなスケールのゴルフを発展させていってもらいたいですね。太りにくい体質のようで、カラダの線は細いですが、色々考えて鍛えながら体を作っていってもらいたいなと思います。
飛距離を武器に戦う星野選手のような存在があったり、フレッシュな選手でも堅実なプレーを極めてツアーで戦う選手がいたり、様々なタイプの選手達の戦いがこれからも日本ツアーで見られそうです。
今シーズンもまだまだ試合が残っています。賞金王のタイトルも射程権に入ってきた星野選手にこれからも要注目です!