よくゴルフスイングでは「頭を動かしてはいけない」「軸がブレてはいけない」と言われます。確かにその通りなのですが、そのやり方を間違えると、全身ガチガチで力みが強いスイングになってしまいます。
ゴルフスイングは始動した瞬間から、クラブの重力や遠心力が体にのしかかってきます。それらをうまく処理しなければ、その力に体がもっていかれてバランスを崩します。
‟うまく処理する”とは、ブレないようにふんばる、こらえる、ということではありません。クラブの重力や遠心力と拮抗する力を使うということです。
一般的に「ゴルフスイングは引っ張り合い」と言われますが、これはインパクト前からインパクト後にかけての部分で言われることが多いです。ですが、このクラブと体の引っ張り合いは、始動からあるべき力の関係です。
今季、KKT杯バンテリンレディス、フジサンケイレディスと2連勝し、一気にポイントランキングをリードする形となった竹田麗央選手のスイングの変化を見ても、昨季からの、この引っ張り合いの増強が、成績の向上につながっていることが見て取れます。
以下の記事では、今季、女子ゴルフ界の主役級の活躍をしそうな竹田選手について、スイングを交えて解説しています。ご一読下さい。
- 飛距離が出るドライバーショットのスイング
- 昨年に比べてセカンドの精度向上
- 全米女子オープン出場権獲得圏内
21歳の竹田麗央が12日からのKKT杯バンテリンレディスオープンでツアー初優勝。19日からのフジサンケイレディスクラシックでは初日からトップを守る完全優勝を果たし、ポイントランキングでトップに踊り出た。
ポイントは上半身の動きか 3連勝を狙う竹田麗央が他を寄せ付けないほど強くなった理由 https://t.co/JH2jYgE9u0
— 「スポーツの未来を読みとく」メディアSPREAD (@spreadsports_jp) April 24, 2024