プロでもピンを狙っているわけではない!アマチュアこそ安全策を展開してスコアメイク

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多くの一般ゴルファーは、グリーンまで届く距離からのショットでピンを狙いすぎる傾向にあります。そのホールをより良いスコアでプレーするには、ピンポジション次第では、狙い通りのショットにならない時のことを考えて、あえてピンを狙わず、長いパットか少しでも易しいアプローチショットを残すマネージメントが必要です。

実はツアー選手でも、あえてピンを狙わないことは多くあります。残りの距離やピンポジション、グリーンコンディション次第で、“ピンそばにつけてバーディチャンス獲得”は諦めて、確実にパーを拾うためにベターな選択をする場面は多いのです。

特に、ドライバーショットの飛距離の面でアドバンテージを得られない選手は、このようなピンを狙わないコースマネージメントをせざるをえないことが多いようです。

一般ゴルファーがプレーするコース距離は、ツアー選手がトーナメントでプレーするコース距離に比べてかなり短くなり、“まったく別物”と思われがちです。しかし、両者の飛距離の傾向(ツアー選手の方が圧倒的に飛ぶ)をふまえると、ツアー選手のピンを狙わないマネージメントを真似してみるのは、有効ではないでしょうか。

「次のショットが難しくなっても構わない。それはそれで良い練習になる」というスタンスで、目先のスコアよりも、練習要素を重要視して臨むのであれば、がむしゃらにピンを狙っても良いでしょうか、好スコアを目指す場合は、相応のマネージメントが必要でしょう。

以下の記事では、ツアー選手のパーオン率上位者の傾向について解説しています。スタッツを見てみても、“非ロングヒッター”のマネージメントが垣間見えます。ご一読ください。

上位は“非ロングヒッター”の傾向 飛ばし屋の「パーオン率」が上がらない理由とは(SPREAD)
目次
  • 近年のパーオン率上位者
  • パーキープ率とバーディ率
  • リスクとリターンを天秤にかける

今季の日本男子ゴルフツアーのスタッツを見てみると、パーオン率とパーキープ率は、飛距離よりも方向の安定感の高さを武器にしている選手が上位にランクイン。金谷拓実、宋永漢(ソンヨンハン)、稲森佑貴の3名がトップ3に入った。