アリかナシか ラウンド中に複数の種類のボールを使うということ 8種類のボールを検証

8種類のゴルフボール ゴルフライフ

より安定したスコアでプレーすることを目指す場合、ラウンド中に使うボールの種類は1種類にした方が良いでしょう。ゴルフボールはそれぞれ、飛距離やスピンのかかり具合が微妙に異なるため、複数の種類のボールを使うと距離感を安定させにくくなります。

それ以上にボールそれぞれ打感が異なるため、イメージを膨らませたり、ショットした後にフィードバックをすることが難しくなります。

エースボールを決めるのがベストですが、いろいろな種類のボールを買って、残ったボールを見るといろいろなボールが混在している、ということはよくあると思います。そうなった場合は、ラウンドでいろいろな種類のボールを使わざるを得ない場合があるので、せめてそれぞれのボールの打感は把握しておくようにしましょう。

ロストボール袋売りは要注意

ゴルフショップではいろいろな種類のロストボール(中古のボール)が安価で袋売りされていたりしますが、この扱いにも注意が必要ということになります。

ロストボールは安価なので、OBになったり、池に入ったりしてボールがなくなった時のことを考えると、ありがたい商品です。中には新品だと高価なボールも混ざっていることもあるため、‟お得感”があります。

ただ、複数の種類のボールを使う際は注意が必要、という観点で行くと、ダース売りで最も安い価格帯のボールでそろえる、ということも選択肢に加えて良いかもしれません。

いろいろなボールでデータ測定

7番アイアンでいろいろなボールを打ち、弾道測定器SKYTRAKでデータを測定しました。ボールは8種類。キャロウェイのCHROME SOFT(クロムソフト)、タイトリストのProV1、ProV1 X、VELOCITY(ヴェロシティ)、ツアーステージのX01 MILD、飛衛門(トビエモン)、キャスコのKIRA、ダンロップのHi-Brid SoftFeelです。

それぞれのボールがどの年代のモデルかは不明です。

8種類のゴルフボールと弾道測定器
8種類のボールとSKYTRAK
キャロウェイ CHROME SOFT
  飛距離(Y) バックスピン量(rpm) 打ち出し角(°)
1 146.1 6310 20.9
2 145.8 6006 20.0
3 152.2 5389 21.1
4 145.3 6293 21.4
5 149.7 6278 20.5
平均 147.8 6055 20.8
タイトリスト ProV1
  飛距離(Y) バックスピン量(rpm) 打ち出し角(°)
1 144.3 6392 19.1
2 151.3 5554 21.0
3 146.2 6115 21.1
4 142.7 6261 23.0
5 145.9 6234 21.8
平均 146.1 6111 21.2
タイトリスト ProV1 X
  飛距離(Y) バックスピン量(rpm) 打ち出し角(°)
1 145.6 6203 19.8
2 144.5 6185 20.9
3 145.1 6349 20.4
4 146.3 6369 21.1
5 144.9 6107 20.2
平均 145.3 6243 20.5
タイトリスト VELOCITY
  飛距離(Y) バックスピン量(rpm) 打ち出し角(°)
1 145.8 6231 19.7
2 145.3 5963 20.7
3 142.1 6711 20.3
4 145.8 6080 20.1
5 145.7 6696 20.5
平均 145.0 6336 20.3
ツアーステージ X01 MILD
  飛距離(Y) バックスピン量(rpm) 打ち出し角(°)
1 145.1 6016 20.7
2 145.9 5938 20.7
3 146.0 6121 21.9
4 144.9 6107 20.2
5 143.4 5546 19.7
平均 145.1 5946 20.6
飛衛門
  飛距離(Y) バックスピン量(rpm) 打ち出し角(°)
1 147.0 6246 21.6
2 146.0 5636 22.0
3 152.3 4776 21.1
4 146.3 6221 20.6
5 149.0 5719 21.3
平均 148.1 5720 21.3
キャスコ KIRA
  飛距離(Y) バックスピン量(rpm) 打ち出し角(°)
1 143.7 4361 23.1
2 149.9 6070 20.6
3 147.0 5010 22.2
4 149.6 5388 21.8
5 145.7 5757 21.3
平均 147.2 5317 21.8
ダンロップ Hi-Brid SoftFeel
  飛距離(Y) バックスピン量(rpm) 打ち出し角(°)
1 148.2 6253 20.8
2 147.8 5965 22.3
3 150.1 6645 21.1
4 142.2 5669 21.9
5 146.7 5771 19.9
平均 147.0 6061 21.2

ダンロップのHi-Brid SoftFeelは10年以上前に発売されたボールですが、なかなかの性能でした。プロ使用球を使っている人は、打感が合わないかもしれませんが。

飛距離の差は大きくはない

上の各ボールの測定結果を見ても分かるように、どのボールも飛距離は大きな差はないようです。ただ、プロが使用するような性能を謡っていない、飛衛門やKIRAはスピン量がやや少ないようです。

ボールの反発力ではやや劣る分、スピン量を抑える構造にすることで、飛距離をほかのボールに見劣りがしないようにしていることがうかがえます。

全体的にデータ上は大きな差はありませんが、打感には明らかな差があります。インパクト時、硬い感じがするものや柔らかい感じがするもの。球離れが早い感じがするものや遅い感じがするものなど、様々です。

冒頭で触れたように、ラウンドで使うボールについては注意が必要です。ボールの性能を試す、という意味も兼ねたラウンドであれば、いろいろな種類のボールを使って問題ないでしょうが、より良いスコアを出す、という一点を考えるのであれば、一種類のボールのプレーした方が良いでしょう。

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