ゴルフグローブはどのように選んでいますか?グローブはものによって、素材やサイズが異なります。素材は主に天然皮革と人工皮革、合成皮革があります。サイズは男性用で21cmから1cm刻み、女性用で17cmから20mの間で1cm刻みであります。
素材によって、フィット感の良し悪しは人それぞれ異なります。同じサイズでもメーカーやモデルによっては、大きく感じたり小さく感じたりするものです。
自分に合うグローブを選択するするために、素材にはどのようなものがあるのか、サイズについてはどういう認識を持っておくべきか、について解説します。
素材
天然皮革
天然皮革とは、動物の皮になめしという工程を加えたものです。本革やリアルレザーとも呼ばれます。天然皮革は、人工皮革よりも耐久性の面で劣り、水に対して弱い、と言われています。
エチオピアシープという革を使用しているものが多いです。エチオピアシープは、しっとりとやわらかい手触りで、摩擦熱に耐える性質があります。そのため、ゴルフグローブに使われています。
基本的にはフィット感が高く、ツアー選手はこの天然皮革のグローブを採用している場合が多いです。人工皮革や合成皮革に比べて高価格帯になります。
また、洗濯機での選択はできません。30℃以下のぬるま湯で手洗いする必要があります。
人工皮革
人工皮革とは、化学的な方法で作られた皮革の代用品です。ポリウレタンやポリ塩化ビニルなどの合成樹脂を使ったものや、竹や植物などの天然素材を使ったものなどがあります。人工皮革は、天然皮革よりも安価で耐久性が高く、水に強いという特徴があります。
フィット感は天然皮革よりも劣りますが、天然皮革よりも低価格帯で、コストパフォーマンスに優れています。
合成皮革
合成皮革のゴルフグローブは、ポリウレタンやナイロンなどの素材が使われており、耐久性が高いです。最も低価格で、コストパフォーマンスが高いというメリットもあります。天然皮革や人工皮革のものに比べて色やデザインのバリエーションが豊富です。また、天然皮革とは異なり、洗濯機で選択をすることができます。
ただ、基本的にはクラブを握った時のフィット感の面ではほかの素材に比べて劣ります。
サイズ
ゴルフグローブで最も重要なのがサイズ選びです。手の形によって、「指の部分はちょうど良いけれど、全体的にダボつく」や、「全体的なフィット感は良いけれど、指が余る」といったことになる場合があります。
まず、グローブのサイズとはどこの長さのことを指しているのか、というと、「手囲い」という部分の長さで決められています。手囲いとは、“生命線の始点”と、“小指の付け根のシワと手首の付け根のシワを結んだとき、その線上の手首の付け根のシワの方から三分の一の距離にある点”を通って、ぐるりと手のまわりを一周した長さのことを指します。
ショップで試着しよう
自分のサイズや、素材の違いによりグリップした時のフィット感の違いが分からない場合は、ショップに行って試着しましょう。グローブは使用しているうちに少し伸びます。指の曲げ伸ばしができる範囲内で、少しきつく感じるぐらいで良いでしょう。
サイズやフィット感について把握したら、ネットショップで購入するのも良いでしょうが、サイズや表記している素材が同じでも装着した時のフィット感が違う場合があるので注意が必要です。