「クラブがもう少し短ければ打ちやすいのではないか?」と感じているゴルファーもいるのではないでしょうか。たしかに、0.5インチ(1インチ:2.54センチ)長さが変わるだけで、フィーリングが変わります。場合によっては、クラブを短くすることでフィーリングが良くなる期待が持てるので、短くするのは“アリ”と言えるでしょう。
クラブを短くするには、シャフトをカットします。シャフトカットには2パターンあります。グリップエンド側をカットする「バットカット」と、ヘッド側をカットする「チップカット」です。
チップカットは、クラブヘッドからヘッドを抜いて、またヘッドを差す、という作業が必要になるので、素人には難しいです。チップカットは機材が揃っているプロのお店(ゴルフショップや工房)に頼む方が良いと思いますが、バットカットは比較的自分でしやすいです。
シャフトカット(バットカット)に必要なもの
パイプカッターを使います。他にも、切断できる工具はありますが、断面が水平になるように切りやすいのはこういったカッターの類のものがよいでしょう。


シャフトカット(バットカット)の方法
グリップをカッターを使って取り外し、巻かれていたテープもはがします。
シャフトをカットする長さをはかり、そこにペンなどで目印をつけます。そして、パイプカッターにシャフトをはさみ、カッターをクルクルと回します。切れ目が深くなるにしたがい、はさむところの締め付けを強くしていきます。回す→締め付ける、を繰り返していくと、シャフト切断されます。








シャフトカット(バットカット)の注意点
シャフトカットはやってみると簡単です。カットした後はグリップ交換をします。切る長さによっては、クラブ全体の重さのバランスの変化が大きくなるので、適切な箇所に適切な重さの鉛などを貼ってバランスを調整します。
クラブを自分でいじると、節約につながるだけでなく、クラブへの理解や愛着が深まります。また、実際に練習場やコースラウンドで使うクラブの調整としてだけでなく、自宅室内での素振り用のクラブを作るということも可能です。
使わなくなったクラブのシャフトを室内でスイングできる長さにカットして使うのです。シャフトはヘッド側に向かって細くなっているので、短くするほど、新しいグリップを装着する際、下に巻くテープを2重や3重にするなどの対応が必要です。
パイプカッター


参考価格:807円(税込)