ゴルフクラブのグリップの機能は練習やラウンドを重ねるほど、低下します。表面がすべるようになり、力が入る指の部分がへこんできます。そうなってくると、グリップは交換する必要が出てきます。
では、グリップは交換どのようにして交換すれば良いのでしょうか。ゴルフショップでグリップを購入し、その店で交換してもらうのが一般的ですが、カッター、両面テープ、グリップ交換溶剤があれば、グリップは自分で交換することもできます。
極力同じ種類のグリップを選ぶ
グリップには様々な種類があります。材質、太さ、形状などが違えば、握った時の感覚が異なります。よって、グリップは、全番手、極力同じ種類のものを装着しましょう。
多く練習するクラブが摩耗が激しくなり、グリップを交換する頻度が増えますが、1本だけ変える場合には注意が必要です。同じ種類のグリップがない場合は、メーカーから取り寄せてもらうのがベストです。それが難しい場合は、握った時の感触が近いものを新たに選びましょう。
グリップ交換のやり方
グリップを取る
まず、カッターでグリップを取ります。この時にシャフトを傷付けないように注意が必要です。グリップを取ると、両面テープが貼り付けられているので、これもキレイにはがします。
テープを巻く
次にテープを巻いていきます。装着するグリップをシャフトのエンド側から当てて、テープを巻く部分を決めます。そして、らせん状に巻いていきます。らせん状でなく、シャフトに対して縦に貼ってもOKです。この時、エンド側ギリギリで切らずに、両面テープを少し余らせておきましょう。
テープを巻いたら、表面の紙をはがし、エンド側の余った両面テープで、グリプ交換溶剤が入らないようにシャフトの穴に蓋をするような感じで穴をふさぎます。
グリップを装着する
いよいよ、グリップを装着します。溶剤をシャフトのテープが巻かれているところにまんべんなく吹き付けます。次に、グリップの中に流し込みます。たっぷりと流しこみます。この時、溶剤がグリップのエンド側に空いている穴から流れ出ないように、指で穴を押さえます。
グリップの中に溶剤をまんべんなく行きわたらせてから、グリップをシャフトに装着します。この時、グリップをねじらずに装着しましょう。
最後に、グリップの向きがフェースの向きときっちりと合うように微調整したら完了です(溶剤が完全に乾くまでの数時間はボールを打てません)。
自分でやると様々な発見がある!
グリップ交換は自分でやってみると、様々な発見があります。クラブの仕組みに関する理解が進みます。例えば、古いグリップをはがし、シャフトをを持ってクラブを揺らしてみるとクラブの感じ方が変わるはずです。普段感じることがない、グリップの重さがクラブに与える影響を体感できるのです。
自分でグリップを交換したクラブの方がクラブへの愛着もわくでしょう。カッター、両面テープ、グリップ交換溶剤は最初に必要なコストになりますが、今後も自分で交換する場合、ゴルフショップでグリップ交換する場合と比較すると、1本あたりのコストが節約になります。
最初は難しく感じるかもしれませんが、1本2本とこなしていくうちに簡単になっていきますよ。
ライト グリップメイト オン・オフ
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