【全米オープン2020】全米オープン2位6回のフィル・ミケルソンが最も優勝に近づいた2006年大会と同じコース

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いよいよ9月17日から全米オープンが始まります。松山英樹選手、石川遼選手、今平周吾選手、金谷拓実選手に注目ですが、海外選手にも注目したい選手がいます。タイガー・ウッズ選手や、絶好調のダスティン・ジョンソン選手、今季プロデビュー2年目で全米プロで優勝するなど、勢いに乗っているコリン・モリカワ選手などが挙げられますが、今回の筆頭注目選手はフィル・ミケルソン選手です。

タイガーウッズ

タイガー・ウッズがパターを0.75インチ長くした理由

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コリン・モリカワの活躍で左手がウィークグリップの選手が増えるかもしれない

ミケルソン選手はメジャーで5勝していますが、全米オープンには勝っていません。全盛期はアメリカで人気をタイガー・ウッズ選手と二分していたミケルソン選手。本人の全米オープンに対する思いもさることながら、ゴルフファンの多くも「ミケルソンに全米オープンのタイトルを」と願っているでしょう。

そういう思いになるのは、ミケルソンの全米オープンの結果が大きく影響しています。2位になることなんと実に6回。そして、その6回の中で最も優勝に近づいた(というかほぼ優勝を手中に収めていた)のが、今季2020年大会と同じコース、ウィングドフットゴルフクラブで開催された2006年大会です。

2006年大会は最終ホールがパーで優勝、ボギーでプレーオフ、という状況。そこでまさかのダブルボギーを打ったのです。本人もゴルフファンも呆然となったことは言うまでもありません。

下記動画は、ペイン・スチュアートと激戦の末敗れた1999年大会です。ユーチューブにありましたので載せておきます。ちなみに、ペイン・スチュアートはこの4か月後、飛行機事故で帰らぬ人となります。

ミケルソン選手は今年で50歳になりました。衰えを隠せないようで、世界ランキングは下降し、今季の全米オープンの出場資格がありませんでした。しかし、コロナの影響で世界各地での予選会が開催できないことなどの理由により、出場資格に変更がありました。その結果、出場資格が巡ってきたのです。

今季は無観客での開催ですが、ミケルソン選手が全米オープンに優勝すれば、全米が湧くでしょう。下記記事で、ミケルソン選手にとっての全米オープンについてまとめられていますのでご覧ください。

あの2006年大会と同じコース フィルミケルソン 念願の全米オープン制覇でグランドスラム達成なるか(SPAIA)