ゴルフショップで売られているアイアンセットは男性用クラブで6番アイアンからピッチングウェッジまで、女性用クラブで7番アイアンからピッチングウェッジ、が多いようです。そのことから、ロングアイアンやロングアイアンの代わりになるフェアウェイウッドやユーティリティ、ウェッジ類はゴルファーそれぞれで選ぶ時代になってきました。ツアー選手のクラブセッティングを見ても、その傾向があり、ロングアイアンをフェアウェイウッドやユーティリティにチェンジする選手が多くなってきました。
それらは、フェアウェイウッドやユーティリティーなどのウッド系のクラブやボールのテクノロジーが進化し、ウッド系のクラブでも飛距離、高さ、スピン量を確保しやすくなり、グリーンを狙いやすくなったことが影響しています。
使い勝手、という面ではメリットが多いウッド系のクラブですが注意も必要です。アイアンはクラブヘッドの根元がえぐれており、根元寄りで打つと飛距離が極端に落ちるだけでなく、右斜め前に飛んでしまうことがあります(シャンク)。一方、ウッド系のクラブは根元までクラブフェースなので、根元寄りでヒットしても、ある程度飛距離が出ます。
ウッド系クラブのこの特徴は長所ですが、この特徴に頼りすぎてウッド系のクラブを過剰に使ってしまうと、短所にもなります。このウッド系使い過ぎゴルファーは、女性ゴルファーに多いです。ウッド系使い過ぎゴルファーの共通する特徴は「ヒール寄りに当たりやすく、飛距離をロスしている」という点です。
この点に気づかない、もしくは、見て見ないふりをしてしまうと、ヒール寄りに当たりやすいスイングを固めてしまいかねません。
ウッド系のクラブの使い方について、下記の記事でまとめられていますのでご覧ください。
フェアウェイウッドやユーティリティーの使い方について書きました。ウッド系のクラブは使い勝手が良いですが、注意が必要です。https://t.co/sNSK50P8QV
— Akira Yasu (@akira8su) June 23, 2020