ヤードと歩測。歩測する習慣をつけて”残り距離測定力”をつけよう

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日本ではゴルフの距離は『ヤード』という単位で表します。「〇番アイアンは△△△ヤード飛ぶ」といったように、飛距離や、ゴルフ場の各ホールの全長や残り距離の距離表示はすべて『ヤード』です。世界に目を向けると、『メートル』が使われている国が多いです。というか、むしろ『メートル』を採用している国の数の方が多いかもしれません。

『ヤード』を採用している日本ですが、なぜかグリーン上のパッティングの距離だけは『メートル』が使われています。「ここからピンまで残り130ヤード」といった表現であるにも関わらず、グリーン場では「カップまで10メートル」といった表現に現状なっています。不思議です……。

1歩1ヤードにして歩測

1歩1ヤードで歩測できると、ラウンドに活きます。正確に残り距離を把握することができるからです。

歩測をしてはいるものの、「7歩で10ヤード」など自分なりの歩幅で歩測しているゴルファーが多いです。これでは計算が難しい…… 時間がかかってしまいます。必要以上に歩測に時間をかけてしまうと、コースマネージメントなど距離以外のことを考える時間が減ってしまうので、1歩1ヤードで歩測し、シンプルに距離を導き出せるようにしましょう。

1ヤードってどのぐらい?

1ヤードは0.9114メートルです。約91センチ。

平均的な歩幅は約80センチと言われています。よって1歩1ヤードは結構大きな歩幅です。この歩幅が馴染んでいるゴルファーは大股で歩く人が多いかもしれません。

1歩1ヤードを覚える為の練習方法

最近では、カート道路などに1ヤード刻みでメモリをペイントしているゴルフ場も増えてきました。こういったゴルフ場でプレーする時は、必ず1ヤードを1歩で歩く練習を(1歩が1ヤードになっているかチェック)をしましょう。

1歩1ヤードでの歩測練習エリア

こういったものがないゴルフ場でも、ティーインググラウンドにあるヤード表示板を使えば、歩測する練習ができます。

例えば、バックティーから405ヤードで、レギュラーティーから380ヤードであれば、バックティーの表示板からレギュラーティの表示板までを25歩で歩くように練習するのです。※前の組まで空いてしまっていてプレー時間に余裕が無い場合はお薦めできませんが……

普段の生活の中でも練習はできます。例えば電車です。プラットホームで電車の1両分を歩くのです。恥ずかしくてしにくでしょうか……

1両の長さはJRでだいたい20メートルほどだそうです。

車両長ーwikipedia

20メートルということは約22ヤードですので、1車両の幅を22歩くで歩くことができればOK、という感じでチェックします。

距離の感性を磨く!

レーザー距離計がスタンダードになってきて、歩測する必要がなくなってきている昨今ですが、科学の力を使いつつも、アナログな方法も使って、より正確な情報を得たいところです。

筆者が事前にある地点からある地点まで距離を計測した上で、一般ゴルファーに「ここからあそこまで何ヤードですか?」と目視で測った距離を問うと、正解である7ヤードに対して「15ヤードぐらい」という答えが返ってきたりします。

それだけ見た目で測る距離はあてにならないということですね。

また、このように歩測する習慣をつけることで自然と見ただけで、ある程度、正しく距離を導き出すことができてきます。目視でも上記のような正解から大きく外れる、といったことがなくなってきます。

初心者は、ボールを前に進ませることでそれどころではないと思いますが、スコアでいうと110以下程度でプレーできる人は、時間的な余裕があると思いますので歩測するように心がけましょう!