はじめてクラブを握ってから、コースデビューするまでの道のりや練習量は様々なようです。じっくり練習を積んで、まわりから「もうコースデビューするべきでは?」と言われるレベルになってもまだ練習を積む、というように技術的に納得するまで練習を積み重ねるタイプもいれば、練習せずにいきなりコースデビュー、という強者もいます。
ではどれぐらいの量の練習を済むのが妥当なのでしょうか。基準となる、コースデビューまで道のりついて考えてみたいと思います。
コースデビューに向けて
練習
先述した、練習をせずにいきなりコースデビューする人がいるように、練習しなければいけないルールはありません。基本的には、プレー代を支払えば、ゴルフレベル問わずプレーすることができます。
しかし、それだと当然上手くボールを打つ事はできません。ただひたすらあわてて打ち続けて、走り、ゴルフを楽しむことができずに疲れるだけでしょう。
グリップとアドレスを徹底的に体に覚えこませる
ゴルフ初心者にとって、技術的な部分での第1関門が、グリップとアドレスです。
グリップとアドレスを、関門とすら感じず適当に決めて、「どのようにスイングするか」といった方に意識が向いているゴルファーが多いですが、グリップとアドレスはとても大事で、良いグリップとアドレスを覚えることは簡単なことではありません。
「グリップとアドレスだけ教えてください」とゴルフ練習場(アウトドアorインドア)でティーチングプロの有料のワンポイントレッスンを受講してみるのも良いと思います。
練習量
計15時間~30時間は練習することをおすすめします。1回90分練習するとすると、10回~20回。週に1回練習する場合は、2~5か月が目安ということになります。
先が長いように感じる方もいるかもしれませんが、これぐらいは長い目で見た方がコースラウンドを楽しむことができます。
ただ、練習はボールを打つ事だけではありません。自宅でグリップする練習やアドレスする練習、シャドースイング、ベランダなどでの素振り、なども練習時間に入ります。
上記コースデビューまでの練習時間の目安は、このようなボールを打つ以外の練習も込みでの時間です。また、ボールを打つ際も、ひたすら数をこなすだけでなく、ボールを打つ合間に素振りを取り入れて、スイングバランスにも目を向けながら練習しましょう。
ストレッチをする
練習前(できれば練習後も)にはストレッチをしましょう。肩甲骨周りや股関節がほぐれていないと、体をうまく使うことができず、小手先に頼ったスイングになってしまいます。そして、その小手先スイングを体が覚えてしまいます。
クラブ
ゴルフをする為にはゴルフクラブが必要です。
既ゴルファーの中にはゴルフクラブを持っていない初心者の時に「クラブどうしよう?」と悩んだ経験があるゴルファーは多いのではないでしょうか。
友人や職場の先輩などからゴルフクラブをもらえることができるゴルファーもいるとは思いますが、多くは自分で購入することになると思います。
ゴルフクラブの選び方
基本的には「なんでも良い」ということになります。ただ、重量や長さに関しては最初からある程度考えて使用した方が良いです。体形や体力に合っていない長さや重さのクラブは使用しないようにしたいとことろです。
特にオーバースペック(長くて重い)クラブは使用しないようにしましょう。自分に合った長さや重さのクラブについては、ゴルフショップや工房に行って、専門家に聞いてみたりフィッティングなどを受けてみると良いでしょう。
本数に関しては、初心者用のセットだと、7~8本と、少なく抑えた本数でラインナップされています。
ウッド系、アイアン、パター、全部で14本までキャディバッグに入れてコースラウンドすることができます。
しかし、初心者は、「ドライバー」「7番アイアン」「サンドウェッジ」「パター」の4本で十分です。PING(ピン)というゴルフクラブメーカーは1本単位で販売しています。
ゴルフを始めた時から、この4本を自分の体形などに合わせたものにする、というのも効果的かもしれません。
ある程度ゴルフが進化したところで、一般的なアイアンセットの本数をゲットし、少しずつウッド系のクラブを追加していく、という流れも検討しましょう。
慌てずじっくり
技術的な部分でも、クラブの部分でも、慌てずじっくり進めていくことが重要です。「早くコースデビュー」と、慌ててコースデビューへ向かっても、コースデビューはできますが、その後ゴルフを進化させにくくなる可能性が高まってしまいます。
慌てずじっくり取り組むことで、ゴルフに触れれば触れるほど進化し、ゴルフの楽しさを体感しやすくなります。情報を正しく収集し、より良いゴルフライフを過ごしましょう。