最近ゴルフを始める人が増えてきました。ゴルフ場の来場者数は増えて、練習場にはこれまであまり見なかった若い層のゴルファーが増えてきたようです。
そういったゴルフ初心者が「?」となりやすいのが、様々な種類のクラブについて。キャディバッグとドライバーからパターまで7~8本ぐらいをセットにしたスターターセットを購入したゴルファーの中で、「クラブの種類はなんだかいろいろあるけれどいったいどう使うのだろうか」と疑問に感じたゴルファーは少なくないのではないでしょうか。
そこで、今回はそんな初心者ゴルファーさんのために、9種類の場所「ティーイングエリア」「フェアウェイ」「ラフ」「フェアウェイバンカー」「ガードバンカー」「ウォーターハザード」「OB(オービー)エリア」「グリーン周り」「グリーン」からどのクラブを使うのか、解説していきたいと思います。
9種類の場所
ティーイングエリア
第一打を打つ場所です。2019年にルール改正した時に「ティーインググラウンド」から「ティーイングエリア」に変更になりました。
一般男性は「白ティー」を使うことが多いです。ショートホール(パー3)以外はドライバーを使うことが多いです。ドッグレックの状況や、池やバンカーの配置などにより、フェアウェイウッドやユーティリティなどのウッド系のクラブやアイアンを使う場合がある。
フェアウェイ
芝を短くきれいに刈っている、グリーンを狙いやすいとされている場所です。アイアンだけでなく、フェアウェイウッドやユーティリティーなどのウッド系のクラブも使えます。ただ、傾斜があったり、ターゲット方向に池などがある場合はきざむ場合もある。
ラフ
芝が長く伸びている場所。ボールが浮いていればウッド系も使用可能だが、ボールが埋まる場合は、グリーンまで距離があってもショートアイアンを使う必要があります。インパクト時にはクラブヘッドが芝に絡まり、クラブフェースの向きが不安定になりやすいです。
フェアウェイバンカー
ホールの途中にある砂の入った窪地。基本、ボールをクリーンに打ち、飛距離を出す必要があります。土手の高さが低ければ、ミドルアイアンやウッド系のクラブを使用することができます。使用クラブは、距離やバンカーの土手の高さや、ボールの止まっている状況などによって変わります。
グリーンサイドバンカー
グリーン周りにある砂の入った窪地のことです。基本的にはフェアウェイバンカーよりもアゴが高いです。使用クラブは主にサンドウェッジで、ボールを直接打つのではなく、ボールの手前の砂にクラブヘッドを打ちつけ、砂を爆発させるようにしてボールを飛ばします(出します)。
ウォーターハザード
池や川の総称です。黄色や赤色の杭で区切られており、水の有無は関係ありません。ルールに基づき、一打罰でプレーします。ラフから打つことが多いため、使用クラブはラフの場合を基準に考えます。
OB(オービー)エリア
白杭で区切られているプレー禁止区域。入るともと打った場所から打ち直し+1打になるので注意が必要です。ティーショットでOBの場合、ローカルルールで、前進4打のルールがある場合はそれに従います(前進4打目は主に黄色のティーでセカンド地点付近に設けられています)。打ち直しの場合でも、OBしたクラブを別のクラブに変えて打っても良いです。
グリーン周り
ウェッジやアイアンを使います。芝や傾斜の状況などが様々で、それらやピンポジションなどをふまえて「球を、上げるor転がす」といった選択をします。そして、それに合うクラブを使います。
グリーン
パターを使います。
多くの種類のクラブを使おうとしない
ゴルフクラブは多くの種類があります。そして、ウッド系の飛距離性能や、ウェッジの高さの出しやすさなどを適材適所で使えると、プレーの幅が広がり好スコアにつなげやすくなります。正しいクラブ選択を覚えてゴルフを楽しみましょう。