何事も最初が肝心!ということで、今回は初心者ゴルファーがはじめてゴルフ練習場を利用する時の注意点についてです。
ゴルフを始めるきっかけは様々です。「家族や友人に楽しいからとすすめられて」「職場(仕事)の付き合いで必要になって」「なんとなく」など色々あることと思います。
ゴルフ場でゴルフをするためにはある程度、上手くボールを打てなければいけません。そして、うまくボールを打つためにはゴルフ練習場で練習する必要があります。
はじめてのゴルフ練習場
誰と行くか
一人で行く
だいたいのゴルフ練習場では、初心者のようにゴルフクラブを持っていない(持ってきていない)ゴルファーの為に『レンタルクラブサービス』が用意されています。よって、一人でも練習場で練習することはできます。しかし、色々な部分でキケンです。
基本スイングを習得できない
はじめてのゴルフ練習場での練習を1人でするということは、テレビのスポーツニュースやインターネットメディアで見るプロのスイングや、練習場にいるアマチュアゴルファーの見様見真似でスイングすることになります。
グリップもアドレスも適当で、フルスイング。これでは、基本に沿ったテクニックの習得は難しくなります。悪い癖がついてしまいます。”雑なスイング”になります。
バッティングセンター感覚でボールを打つことを楽しむだけなら良いですが、コースデビューを目指すとか、中長期的にゴルフに取り組むつもりの場合は、悪いスイングを覚えてしまうことは大きなマイナスポイントになります。
ボールがどこに飛ぶかわからない
上記にあるような”雑なスイング”ではボールがどこに飛ぶかわかりません。そもそもクラブがボールに当たらないことも考えられます。
そういう状態では、クラブヘッドの角の部分にボールが当たって飛んで、打席と打席を仕切っている間仕切りにボールが当てって、ボールが跳ね返ってくる、隣の打席に飛んでいく、ということが起こりえます。
勢いよく跳ね返ってくることはないので、そこまで危険ではないですが、激しい音がする場合があり、練習している本人が不安で楽しめないでしょうか。
身近にいる既ゴルファーと一緒に行く
友人や職場の同僚など、既にゴルフを日常的にしているゴルファーと一緒に練習場に行くケースが多いです。そこで、既ゴルファーからグリップやアドレスなどざっと教わって、スイングの大枠を教わってあとは自分で打ちながら当てる感覚を掴んでいきます。
何をどのように教えるかは、既ゴルファーのスキルなどによって様々ですが、自分のゴルフを基準に教えるので、合う合わないの差が大きくなりがちです。
ゴルフスクールでのゴルフコーチも、自分のゴルフが基準になりがちですが、身近な既ゴルファーよりも様々なゴルファーを指導してきているので、身近な既ゴルファーよりも基本スイングとその人それぞれに合ったものを融合させた指導になります。
どのクラブで練習するべきか
7番アイアンより短いクラブで練習しましょう。初心者のうちから、あまり長いクラブで練習すると、ボールに当てにくくなります。当てにくくなるということは、”当てるのに必死なスイング”をするようになります。
当てるのに必死なスイング、とは、小手先に頼りきった、再現性もなければボールに力が伝わらないスイングです。初心者のうちから、極力腕に頼らず、体幹主動でスイングすることを覚えることで、順調に上達することができます。
短めのクラブで基本スイングを覚えてからドライバーなど長いクラブの練習に取り掛かりましょう。
素振りをたくさんする
ゆったりとした素振りをたくさんしましょう。ビュンッ、とクラブを走らせる素振りではなく、クラブの重みを感じながらの自然なスピードでの素振りです。
クラブヘッドを構えたところに戻そうとしないように素振りします。クラブヘッドが戻るポイントを意識してしまうと、上記の”当てるのに必死なスイング”の練習をしていることになります。
クラブヘッドが戻るポイントは意識しなくて大丈夫です!リズミカルにゆったりと素振りすることに集中しましょう!打つ球数よりも多い回数の素振りが理想的です。
レッスンを受けよう
バッティングセンター感覚で球打ちを楽しむのではなく、コースデビューや定期的にコースラウンドすることを目標とする場合、レッスンを受けることが効果的です。
目先の費用はかかりますが、長い目で見たときに、時間と練習費用の節約になります。
スイング云々は別にして、グリップとアドレスだけでも最初はレッスンを受けたほうが良いです。スイング云々になると、指導者の考えによって様々ですが、グリップやアドレスに関してはどの指導者もある程度基本に沿った形を教われると思います。
ゴルフの練習は楽しい
ゴルフの練習は楽しいです。ただ、方法を間違えると楽しいはずのものも楽しくなくなることがあります。「止まっているボールを打つのは簡単」と、甘く見て練習場へ行くと痛い目に合います。
コースデビューなど、目標を持ってゴルフに取り組むのであれば、それ相応の取り組みが必要です。効果的に練習場を使って、楽しいゴルフライフを過ごしましょう!