‟腕とクラブの同調”とは、手首を固めることではない 腕とクラブが適度に一体化する始動

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「スイングの始動は、アドレス時に両腕と両肩のラインで形成される三角形を崩さない」という意識を持っているゴルファーは多いのではないでしょうか。

基準としてその形を意識するのは良いと重いますが、手首をガチガチに固めるようにして使わないように注意しましょう。

手首を固めて三角形をキープしようとすると、テークバックで上体が左へ傾きやすくなり、スムーズに上体を回しにくくなります。

体幹を回旋させながら、左手の小指や薬指の力で、グリップエンドを押し下げるように手首をやわらかく使うことで、腕力を使うことなくクラブヘッドを動かすことができます。

そうすることで、結果、腕とクラブが同調した、バランスが良い動きになりやすくなります。

多くの女子ツアー選手は、一般のゴルファーが参考にしやすいスイングをしていますが、中でも、2022年と23年の年間女王で、今季の年間ポイントランキング2位につけている山下美夢有選手のスイングは‟同調感”溢れるスイングではないでしょうか。

その山下選手のスイングやプレーについて、以下の記事でまとめられています。ご一読ください。

飛距離が出る方ではないのにパー5でも強い 山下美夢有のピンを狙うショットの距離感が合う理由(SPREAD)
目次
  • 山下のアプローチショット
  • 山下のスイング
  • 早くからこだわっていた縦距離
  • 安定感は竹田麗央より上か

14日から、愛媛県のエリエールゴルフクラブ松山で、エリエールレディスオープンが開催される。
注目のホールが17番パー5。昨年大会は3番目に易しく、確実にスコアを伸ばせるかがポイントの一つになるだろう。