マイカ・ウッズ 著「芝草科学とグリーンキーピング」

芝草科学とグリーンキーピング ゴルフ本

普段ゴルファーはプレーしているゴルフコースは、コース管理のスタッフによって支えられています。適切に、芝刈りや水や肥料の散布を行うことで、コースの質は維持され、ゴルファーがゴルフを楽しめています。

当たり前のようにあるゴルフ場ですが、その維持にはプロフェッショナルの経験の知見により、存在しています。芝が伸びたら刈り、適当に水をまいていれば、コースがコースとして成立するわけではないのです。

コース管理の責任者はグリーンキーパーと言われる立場にいる人です。場合によっては、各ゴルフ場の支配人よりも立場が上になる場合もあるぐらい、存在が重要視されています。

世界の第一線で活躍するだけでなく、日本でもグリーンキーパーの経験がる、コース管理のスペシャリスト、マイカ・ウッズの書籍「芝草科学とグリーンキーピング」を紹介します。

著者略歴

マイカ・ウッズ(Micah Woods,Ph.D.)

オレゴン州立大学で学士号(B.Sc.;円芸学、芝草専攻)、コーネル大学で芝草学博士号(Ph.D.)を取得。この間、米国内6ゴルフ場で管理スタッフとして働き、中国にわたって上海リンクス GCでスーパーインデントとして2年間、日本の埴生CC(現ゴールデンクロスCC)でグリーンキーパーとして1年間を過ごす。その後、2006年にタイにアジアンターフグラスセンターを設立。マスターズ(12回)、全米オープン(2回)、全英オープン(3回)など、数々の主要トーナメントで現場支援を行っている。芝草のためのMLSN土壌栄養ガイドラインの共同開発者でもあり、芝草について、各種研究および講演を世界各地で行っている。ゴルフ場セミナー誌(ゴルフダイジェスト社)には2008年より連載を開始し、現在に至る。

一部引用

つまり、「光」「空気」「水」「肥料」「病虫害管理」、そして「刈込」。ゴルフ場で行うどのような管理作業も、必ずこのどれかに関わるはずだ。ゴルフ場で行うどのような管理作業も、必ずこのどれかに関わるはずだ。芝草は生長しようとする本能を持っており、その生長環境を変えることによって、良いプレー面を作るのがグリーンキーパーの仕事だ。

軽量ローラーによる転圧は、グリーンの硬さにごくわずかしか影響を与えないし、土壌の仮比重も増大させないことは、ここに挙げたすべてのデータが語っている。こんなうまい話があるの? と言いたくなるのではないだろうか。グリーン速度が17%アップし、苅込時間を短縮でき、ダラースポットは出にくくなり、ドライスポットも減少し、芽数も増えて、より健康でクオリティの高いターフになるだろう。データは、そう語っている。

目次

目次
  • Chapter1 グリーンキーピングの基礎と考え方
  • Chapter2 芝草と土壌と水
  • Chapter3 気温と日照と気候
  • Chapter4 土壌有機物
  • Chapter5 ゴルフコースのプレーアビリティ
  • Chapter6 肥料と土壌中の栄養分
マイカ・ウッズ 著「芝草科学とグリーンキーピング」
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参考価格:1,650円(税込)