アスリートコンサルタント鴻江寿治氏考案の「うで体・あし体」理論とは

うで体ゴルフあし体ゴルフ ゴルフ本

プロ野球ソフトバンクの千賀滉大投手や巨人の菅野智之投手が師事している、アスリートコンサルタント鴻江寿治氏が考案した「うで体・あし体」理論が注目を集めています。指導してきた多くのアスリートが結果を残したこともあり、プロゴルファーの中にも興味を持つ選手が増えてきました。スイング理論については多くの情報がありますが、体に関して整理された理論はあまりないようですから、興味が湧くのも頷けます。

さて、この理論をまとめた書籍「うで体ゴルフ・あし体ゴルフ」が発売されたので、内容を引用しながら紹介します。

鴻江 寿治(こうのえ ひさお)

1966年福岡県生まれ。鴻江スポーツアカデミー代表、アスリートコンサルタント。鴻江理論から生まれた骨幹理論をもとに、体を猫背型の〈うで体〉と反り越し型の〈あし体〉に分けた二つのタイプを確立。ファイナンシャルプランナーCFPの国際ライセンスを持ち、トップアスリートのコンサルタントとして活躍中。モットーは「世界で勝つ」。過去にWBC第1回、第2回日本代表チームをはじめ、アテネ、トリノ、北京など数々のオリンピックで日本代表チームのパーソナルトレーナーとして帯同した経験を持つ。現在は東京オリンピックの日本代表トレーナーとして日々精進している。

うで体ゴルフ・あし体ゴルフ 内容

書籍の中で書かれていることをいくつか引用して解説していきます。

体の使い方は2通り

「トップアスリートたちの体の使い方には二通りある」

鴻江氏はトレーニングノウハウの施術を学んだり、様々なスポーツ選手と体の使い方を一緒に研究していく中で、上記の気づきを得ました。それが「うで体とあし体」です。

うで体

  1. 背骨は横から見ると猫背になりやすい
  2. 背骨が少し右に湾曲しているため、左肩が右肩よりも少し上がって見える
  3. 骨盤の右半分が前傾して閉じており、左半分が後傾して開いている=ターゲット方向に骨盤が開いた状態(左向き)

あし体

  1. 背骨は横から見ると後ろに反りやすい
  2. 背骨が少し左に湾曲しているため、右肩が左肩よりも少し上がって見える
  3. 骨盤の左半分が前傾して閉じており、右半分が後傾して開いている=ターゲット方向に骨盤が閉じた状態(右向き)

それぞれの動きを混ぜてはいけない

「〈うで体〉〈あし体〉の動きを絶対に混ぜてはいけない」

「うで体・あし体」理論は、体の特性に対して、基準となる動きから外れないためにはどのように体を使えばよいか、というのを指南している理論です。うで体の人に合った体の使い方と、あし体の人に合った体の使い方を混ぜて使うと、少なからず基準から外れた動きになってしまうということです。

日常生活での「うで体・あし体」理論

日常生活の中で、手軽に疲れやケガの元となるゆがみを取るコツを、本章ではお教えします

書籍の中ではバランスチェック方法やストレッチに始まり、「寝具(まくらやマット)」「デスクワーク中の色々」「運転中の色々」などについても、うで体とあし体についてレクチャーしています。

まとめ

肝心なのは、そのまま型通りに体を使おうとしないことのようです。巨人の菅野投手は、骨盤の左側が開きやすい「うで体」。軸脚(右脚)にしっかりと「ため」を作るため、あの腕から始動する独特の新フォームにしたようです。「ネガティブな特徴をカバーする体の使い方」を指南する理論と言えるでしょう。

型のチェック方法は書籍の中にあります。また、「うで体・あし体」理論について下記の記事でまとめられていますのでご覧ください。

プロゴルファーやプロ野球選手が納得する「うで体・あし体」理論とは【ゴルフハウツー】(SPAIA)

鴻江寿治 著「うで体ゴルフ・あし体ゴルフ」
うで体ゴルフあし体ゴルフ

参考価格:1,320円(税込)

ゴルフ本関連記事はこちら