若手の台頭が著しい男女ツアー
今季、男子では大学3年の中島啓太選手がアマチュア優勝を果たしました。また、大学であれば1年にあたる久常涼選手が、シーズン終盤、下部ツアーのAbemaTVツアー経由でレギュラーツアーへ進出し躍動。見事シードを獲得しました。
女子では黄金世代とミレニアム世代の活躍はよく知られていることでしょう。今季はミレニアム世代の古江彩佳選手と、黄金世代とミレニアム世代の間の世代にあたる稲見萌寧選手が賞金女王争いを繰り広げました。高校3年生の佐藤心結選手が優勝を争いプレーオフに進出した試合もありました。
高校出身者と大学出身者の数の割合に差
男女とも若手の台頭が著しいですが、シード選手の高校出身者と大学出身者の数を調べてみると、男女ツアーで差がありました。男子は大学出身者の方が多く、女子は高校出身者の方が多かったのです。
「大学出身」といっても「卒業」と「中退(4年在籍の場合でも)」の両方が混在しているので、完璧な数字ではないのかもしれませんが、男子が大学出身45名で高校出身が20名でした。女子は大学出身が16名で高校出身が34名でした。
現状の流れでいくと、高校出身者が増えそうですが、来年からアマチュア規定が変更になり、アマチュアでもスポンサーから支援を受けられるようになりました。これにより「早くプロになって稼ぐ」というよりも「アマチュアでじっくりと力をつける」ことを優先する傾向になるかもしれません。
このような男女ツアーの低年齢化などについて下記の記事で書かれています。ご一読ください。
近年、男女とも若手の進境著しいプロゴルフ。来年からアマチュアでもスポンサー企業と契約できるように規定が変更されるため、有望な高校生たちの進路選択に影響が出るかもしれません。
男女ともに低年齢化進むプロゴルファー 来年アマチュア規定変更で傾向に変化も#SPAIAhttps://t.co/tli7B6oeST
— SPAIA[スパイア]公式 (@SPAIAJP) December 22, 2021