48インチから46インチへ
2022年1月からツアーでは、ドライバーの長さに関するルールが改正されます。これまでの長さの規定は48インチ以下、でしたが46インチ以下、になり、2インチ短くなります。
今回の改正は、加速するパワーゴルフ化にストップをかけるためです。ドライバーで飛ばした者勝ち、となってきていることを良しとしない、世界のゴルフ団体の力で2インチ短くするものになったのです。
1インチは約2.54センチ。ということは、2インチは約5センチ。はたして、この5センチという差は、プレーヤーにどのような変化をもたらすのでしょうか。
1インチ5~6ヤード
ドライバーの長さが1インチ変わると、ヘッドスピードが1m/s変わり飛距離が5~6ヤード変わると言われています。つまり、2インチ長くなると10ヤード程度飛距離が増すということです。逆に2インチ短くなると10ヤード程度飛距離が減る、ということです。
長尺シャフトのメリットとデメリットについて、下記の記事でまとめられています。ご一読ください。
- シャフトが1インチ長くなると飛距離が5~6ヤード伸びる
- 飛距離アップと精度
- 長尺のデメリット
- 一般ゴルファーは長尺のメリットを活かしにくい
シャフトが1インチ長くなると飛距離が5~6ヤード伸びる
米ツアーで活躍するためには飛距離が重要だ。ドライバーを長尺にすることでその飛距離を伸ばすことが可能。ドライバーは1インチ長くなるとヘッドスピードが1m/s前後、飛距離が6ヤード前後伸びると言われている。
ドライバーはシャフトを1インチ長くすると、飛距離が6ヤード前後伸びると言われています。
— SPAIA[スパイア]公式 (@SPAIAJP) June 28, 2021
ミケルソンは長尺にして全米プロで優勝しましたがデメリットもあります。
精度と飛距離アップの重要性 ドライバー長尺シャフトのメリットとデメリット【ゴルフハウツー】#ゴルフ https://t.co/DBOe0cY7ME
異を唱える選手たち
フィル・ミケルソンは、今年の全米プロを47.75インチのドライバーを武器に制し、手ごたえを感じていることもあり、今回のルール改正に胃を唱えています。他にもブライソン・デシャンぼーも長尺シャフトを操り、さらなる飛距離のアドバンテージを得ようと模索していたりします。
日本のツアーでも長尺シャフトにしたことで結果が出始めていた選手がおり、そういった選手は来季に向けて新たな攻め方などを構築する必要が出てきそうです。