これからゴルフを始める初心者の方から「どれぐらい練習すればコースデビューできますか?」という質問をよく受けます。
「やると決めた以上、早くコースデビューしたい」「2か月後コースデビューが決まってる」など、初心者ゴルファーの状況は様々です。
『完全独学』『レッスン受講』によって変わってきますが、まったくゴルフクラブを握ったことがない状態からコースデビューまでは最低20時間は必要です。
週1回1時間の練習で20週、5か月です。週2~3回の練習で2か月です。
たいして練習せずにいきなりコースデビューできるけど……
ゴルフを楽しむ
コースデビューには、運転免許のようにプレーを許可する試験があるわけではありません。
コースデビューは、練習しなくてもできるといえばできます。なんならゴルフ場ではじめてゴルフクラブを握る、なんていうことも不可能ではありません。
ですが、練習をおろさかにしてコースデビューしたところでゴルフを楽しむことはできません。当たらないし、当たったとしても満足にボールを遠くへ飛ばすことはできないし、遠くへ飛ばせたとしても左右へ大きく曲がるからです。
そうなるとどうなるか。なんとか前へ進ませ、ホールを消化するために走ります。息が上がるくらい走ります。「優雅に緑をターフの上を颯爽と歩く」とは程遠い内容になります。
これで楽しいでしょうか。「ただ疲れただけ」となることが想像できます。
まったくと言って良いほど上手くボールを飛ばすことができずへとへとになるまで走ることになっても「楽しい」と感じるのであれば、ある程度ボールが打てるようになってコースラウンドすれば、ゴルフの楽しさは「ハンパない」でしょう。
同伴プレーヤーへの影響
著しくスキルを欠いたゴルファーがいる組はプレーに時間がかかります。しかし、プロも、初心者も、与えれたプレー時間は同じです。
プレーに時間がかかると、一緒にプレーするプレーヤーも急がなければいけません。普段は優雅にターフの上を颯爽と歩いているレベルのゴルファーも慌ただしいプレーを強いられます。
キャディ付でも限界がある
コースでのプレーは、多くのゴルフ場では『セルフ』『キャディ付』のうちどちらかの選択制を採用しています。
料金は3,000円~4,000円程度高くなりますが、キャディ付の方がプレーの進行は早くなります。よって、初心者ゴルファーがいる組はキャディ付を選択した方が良いです。
しかし、キャディ付の効果によるプレーの進行速度向上には限界があります。どれだけキャディさんが手際よく初心者のサポートをしても、決められた時間内でプレーすることができないことがあります。
キャディ付であっても、「自分のことは自分で」が基本スタンスです。
コースデビューへ向けて余裕を持って準備しよう
コースデビュー日を逆算して、5~6か月前に練習を開始しましょう。そんな先の目標に向けて、練習を積むことは面倒に感じるかもしれませんが、それぐらい余裕を持って練習を開始することが、コースデビューから存分にゴルフを楽しむためのポイントです。
ゴルフは基本、遊びです。
安くないお金を支払って、遊ぶわけですから、満足いく時間を過ごしたいですよね。
慌てて練習するより、余裕を持って練習する方が、練習時間も楽しいものになると思います。