さてさて、今回はロングアイアンについてです。「ロングアイアンって何?」そんな時代になってきていると感じているのは筆者だけでしょうか。プロ、アマ問わず、フェアウェイウッドやユーティリティを多く使うようになってきました。ゴルフクラブの開発が進み、楽に飛んで上がって止まるウッド系のクラブが多くラインナップされてきています。
ゴルフショップに並ぶアイアンセットは、一昔前までは3番アイアンからが主流だったにも関わらず、今では6番アイアンから、7番アイアンからが多くなってきました。これは、ウッド系クラブを多く使う風潮になってきただけでなく、アイアンのストロングロフト化が影響しています。
つまり、アイアンのロフト角が立ってきたことで、今までのミドルアイアンがロングアイアン並みになってきた、と言えます。番手の表記数字は『6』でも、ロフト角的には今までの『5』といった感じです。
すっかり、アイアンセットの流れの3番アイアンがキャディバッグに入っているゴルファーは見かけなくなりましたね(アイアン型ユーティリティの3番アイアンユーザーはいます)。プロゴルファーにおいては、昔は2番アイアンを使っていた選手もいましたが、今はもう見かけません。
「2番アイアンを使えなくなった時はゴルフを辞める時」と豪語していた選手も、今は2番アイアンの代わりにフェアウェイウッドやユーティリティを使っています(3番アイアンもアイアン型ユーティリティになったりしているようです)。
ロングアイアンを練習しよう
ロングアイアンをコースで使わなくなってくると、ロングアイアンの練習もしなくなると思います。しかし、90切りを目指すような段階のゴルファーは、実際にラウンドで使用するしないに関わらず、ロングアイアンは練習した方が良いです。
インパクトの厚みが増す
多くのゴルファーは「6番アイアンより長い番手は全部飛距離が同じ」となりやすいです。それは、ロングアインは、しっかり体のエネルギーを凝縮してボールに伝えないとボールを飛ばすことができません。
ミドルアイアンまでは”手打ち”でもある程度ボールを飛ばすことができますが、ロングアイアンではそうはいかないのです!だからこそ、ロングアイアンの練習も取り入れる事で、効率的にボールにエネルギーを伝えられるようになります。
筆者も、昔は2番アイアンの練習をよくしました。クラブセッティングに2番アイアンはなかったので、完全に練習のみでした。
6番や7番アイアンが楽になる
6番アイアンが最も長いアイアンになると、6番アイアンがロングアイアンになってきてしまい、とても難しいクラブに感じてしまいかねません。6番や7番アイアンぐらいは難なく使いこなしたいですよね。そこで、ロングアイアンを練習しておくと、6番や7番アイアンが楽になります。「4番アイアンが打てるのだから6番アイアンは安心」といった具合です。
7番アイアンをたくさん練習している人は9番アイアンは楽に感じますよね。その感覚です。
5番アイアンまではセッティングに入れる
6番アイアンからのセットを購入するとしても、単品で5番アイアンや4番アイアンを注文できます。実際にコースで使うかどうかは別にして、5番アイアンは注文して持っておきましょう。レディースセットは7番アイアンからのセットが多いと思いますが、6番アイアンも持つことをお勧めします。
そして、5番(6番)アイアンも練習しましょう!