PGA TOUR(米ツアー)公式サイトには各選手のプレーの詳細がわかる、細かなスタッツが掲載されています。その内容を理解することで、米ツアーの観戦がより楽しいものになります。
世界トップレベルの選手たちのデータに触れることは、一般ゴルファーにとって自身のゴルフ上達を目指すうえでも参考になります。
PGA TOURは「SHOT LINK(ショットリンク)」と革新的なプラットフォームを使って、すべてのプレーヤーのすべてのショットに関するスコアおよび統計データをリアルタイムで収集および配布しています。
ただ、PGA TOUR公式サイトにある項目(項目名)は日本では馴染みのないものが多く、見ても意味が分かりにくいです。
ここでは、PGA TOUR公式サイトのスタッツにあるSG(Strokes Gained)指標の意味について解説していきます。Strokes Gained(ストローク・ゲインド)はどれだけスコアを稼いだかを示す指標です。「SG」と略されています。
SG:Tee-to-Green(ティートゥーグリーン)
グリーン以外からのショットで稼いだ打数を示す値
SG:Off-the-Tee(オフザティー)
パー4とパー5のティーショットで稼いだ打数を示す値
SG:Approach the Green(アプローチザグリーン)
主に、パー4やパー5の2打目、パー3のティーショットで稼いだ打数を示す値(SG:Around-the Greenの対象になるショットは対象にならない)
SG:Around-the Green(アラウンドザグリーン)
グリーンエッジから30ヤード以内の全ショットでどれだけスコアを稼いだかを示す値
SG:Putting(パッティング)
グリーン上でどれだけスコアを稼いだかを示す値
SG:Total(トータル)
すべてのショットやストロークのSG指標の合計、つまり、SG:Tee-to-GreenとSG:Puttingの合計の値