コースボールとレンジボールの違い

ドライビングレンジのボール 練習場

練習場で主に貸し出されている(使われている)ボールはレンジボールと言われています。そして、ゴルフショップで売られている、コースで使われているボールがコースボールと言われています。このレンジボールとコースボールは性能が異なります。今回はどのように異なるか、まとめていきたいと思います。

  レンジボールではなくコースボールを使っているゴルフ練習場もあります。

コースボール

コースラウンド使用するボール、メーカーが公式で製造販売しているボールのことです。プロ使用球になると、4層(4ピース)や5層(5ピース)の構造になります。どこにどのような素材を使うと、飛距離やスピン量、打感などがより良くなるか、という研究が日夜進められています。

ゴルフショップのボールコーナーへ行くと分かるように、様々な種類があります。「ディスタンス系」と「スピン系」に分けられます。打感が「硬め」と「柔らかめ」にも分けられます。あらゆるゴルファーが好みに合わせて選べるようになっているのです。

価格も様々です。プロ使用球は飛距離とスピン量を両立させやすいですが、高価格帯になることが多いです。しかし、低価格帯のもの(主に2ピース)でも、プレーヤーを満足させる飛距離とスピン量を獲得できるものはありますし、プロ使用球の3分の1ほどの価格のボールでも、飛距離性能はプロ使用球と変わらないものもあります。

ただ、性能の良いボールがどのゴルファーにとっても良い、という訳ではなく、例えば女性などは重さが軽めのボールの方がインパクトでクラブが当たり負けせずに、ボールをより遠くへ飛ばせる場合もあるようです

このような、性能に差はあっても「コースボール」とされているボールを練習場でも打てると、より実践的な練習になり、利用しているゴルファーの満足度も向上します。しかし、コストがかかるためコースボールの使用は難しいのが実状です。

レンジボール

レンジボールの種類

単一構造の1ピースボール、2層構造の2ピースボール、水面に浮くフローティングボールの3種類があります。これらは、安価で衝撃に強く耐久性に優れ、ボールを繰り返し使う練習場使用球として適したものになっています。練習場で使用するために製造されているものなので、ゴルフショップなどで一般販売はされていません。

コースボールとの性能の違い

飛距離性能は落ちます。そして、スピン量は増える傾向にあります。よって、練習場で多少飛距離が思うように出ていなくてもあまり気にする必要がないですし、左右の曲がりに関しても、レンジボールはコースボールの方が大きく曲がるので、そのあたりを踏まえて調子を測りたいところです。また、レンジボールの方が打ち出し角が低くなるようです。

表示の距離について施設に確認
50ヤード、100ヤード、150ヤードなどの、利用する残り距離表示について、実際の距離なのか、レンジボールの飛距性能が落ちることをふまえてのコースボールに置き換えた時の距離なのか、明確にしておきたいところです。最近では「実際の距離です」などと、距離表示に関して明確にするお知らせが打席などに貼っているところも増えてきました。そういうお知らせが無い施設では、スタッフに聞いてみるとよいでしょう。レーザー距離計を持っている人は、それを活用するのも良いでしょう。

レンジボールの特徴

練習場でのレンジボールの流れは、打つ→打ったボールを溝に流し込むなどして回収→溝からボール洗浄機など作られたルートを通って再び練習場利用者の元へ→打つ。といった具合にぐるぐると、ボールは使いまわされていきます。何百回、さらには何千回と打たれるわけですから、耐久性が無いと、ボールの消耗が激しくなり、すぐ使えなくなるようなことがあれば、練習場の運営にかかるコストがかさんでしまいます。

よって、より耐久性があり、さらにコストを抑えられる素材や製造方法を採用することが練習場のボールには求められます。それを満たすのが1ピース(2ピース)構造のボールという訳です。

レンジボール(特に1ピース)で練習する場合の注意点

コースボールとレンジボールの性能は違うということを知識として把握しておく必要があります。それだけで、無理に距離を出そうとしたり、曲がりを抑え込もうとしたりして、スイングを崩すことを防ぐことができます。無理に打ち出し角を高くしようとして、アーリーリリースが強まることも防げます。

アーリーリリースとは、クラブヘッドが早く降りてきてしまう動きのことです。アーリーリリースは、理想的なハンドファースト(手元が先行した)インパクトではなく、ハンドレイト(ヘッドが先行した)インパクトになってしまいます。

Let’s Enjoy Golf!