6月も下旬になり、これからどんどん暑さが本格化してくることでしょう。「暑いから夏はゴルフお休み」というゴルファーもいるとは思いますが、夏は夏ならではのゴルフの楽しみがあります。
- 長いラフを攻略する楽しみ
- プレー後のお風呂
- 自宅に帰ってからのビール
などなど。どれも格別です。
今回は、夏のゴルフを存分に楽しむためのポイントについて述べたいと思います。
真夏の暑さ
ゴルフ場は、私たちが普段過ごしている場所よりも気温は上がりがちです。遮るものがなく、照り返しが強いからです。汗を拭いても拭いても、汗が吹き出し、水分を補給しても補給しても、喉が渇く。
真夏のゴルフを経験したことがあるゴルファーなら分かると思いますが、真夏のゴルフは暑さとの戦いになります。
暑さに耐えられない人は先述したように「真夏はゴルフお休み」となります。ただ、コースラウンドをお休みしなくても、真夏は真夏で、対策を講じれば「暑い、暑い」と言いながらもゴルフを楽しむことができます。
怖い「熱中症」
真夏は、各地のゴルフ場でコースラウンド中、体調を崩し救急車で運ばれる、ということが他の季節に比べて起こりやすいです。
実際に、ゴルフ場に救急車が来たところを見たことがあるゴルファーもいるのではないでしょうか。真夏のコースラウンド中に体調を崩す、ということは熱中症のケースが最も多いです。
体温の上昇で身体にさまざまな症状が現れる状態です。熱中症は熱失神や熱けいれん、熱疲労などさまざまなパターンがあります。軽症の場合はめまいや筋肉痛などが現れ、重症の場合はよびかけに応じなくなったり、けいれんを起こすこともあります。熱中症の診断は症状の状況や体温によって行われ、水分の補給と身体の冷却によって治療が行われます。(出典:MEDLEY「熱中症」)
熱中症予防
十分な睡眠
寝不足に注意し、十分な睡眠をとるようにしましょう。
時間的にもですが、質的にも快適な睡眠である必要があります。真夏は夜でも25度を超える熱帯夜が続くので、冷房の温度調整などの工夫が必要です。
プレー日の前やプレー日昼食時のお酒はほどほどに
プレー日昼食時の飲酒
前半の9ホール終了後の昼食時に飲むビールが大好物、なゴルファーは多いことでしょう。
しかし、そんなゴルファーは熱中症を予防する為には控えることを検討する必要があります。
適した飲料摂取
コースラウンド中に、ただやみくもに水をカバガバ飲んではいけません。スポーツドリンクなど適したものを、適したタイミングで、適した量を、摂取するようにしましょう。喉が渇ききってからガブ飲みするのではなく、少しずつ飲むようにすることがポイントです。
大きい水筒に飲み物を入れてゴルフ場へ持っていくことも良いでしょうし、粉末タイプのものを持って行って、レストランの水を使ってドリンクを作るのもおすすめです。
多くのゴルフ場では、夏場はレストランに、食事するテーブル席とは別のところに自由に使える氷と水が置いてあります。
コース売店には塩分摂取のために梅干しが置いてあるケースが多いです。飲料と合わせてこちらもうまく活用しましょう。
帽子
トップシーズンではサンバイザーを愛用しているゴルファーも、真夏は頭全体が覆われた帽子を着用することをおすすめします。
サンバイザーではまぶしさを抑えることはできても、頭頂部や後頭部に当たる日差し(熱の吸収)を抑えることができません。
参考価格:2,700円(税込)
ネッククーラー
頭全体を覆う帽子を着用しても、首回りに当たる日差しを防ぐことはできません。
ネッククーラーを使うと首回りがひんやりして気持ちが良いです。
参考価格:2,295円(税込)
日焼け止め
女性は真夏に限らず、春先の暖かい時期など、軽装になるときは日焼け止めを使うことが多いと思いますが、男性も真夏は日焼け止めを使うことで暑さを和らげることができます。
参考価格:1,944円(税込)
早朝スループレープランの利用
日の出して間もない時間帯(5時台など)にスタートして、9ホール終了休憩を取らず、そのまま後半に進み、18ホールを回りきる「早朝スループラン」の利用も、真夏も快適にゴルフを楽しむためのポイントになります。
5時台にスタートしてスルーでプレーすると、ホールアウトするのは10時前後になり、最も暑さが厳しくなる前にホールアウトできるのです。
暑さによる身体への負担が減りそうですね。ただ、まだ暗いうち(夜が明ける前)に自宅を出ることになるので、前の日は早めに就寝する必要があります。
暑さを回避するために、早朝スループレーを利用したのに睡眠不足でプレーに臨んで体調を崩しては元も子もありません。
真夏のゴルフも楽しい!
四季折々の楽しみがゴルフにはあります。工夫次第で、暑い真夏もゴルフを楽しむことができます。18ホールプレーするのが大変な場合は、早朝や薄暮に9ホールプレープランの利用も検討すると良いでしょう。
冷房が効いた室内で過ごすのもいいですが、夏の日差しを浴びながらセミのさえずりを聞きながら、ゴルフを楽しみましょう!
地球温暖化も何のその!