ラウンド前に練習はしていますか?練習施設の有無などの環境がゴルフ場によって様々なこともあり、練習する習慣がついていないゴルファーも多いと思います。今回は、ラウンド前に心がけたい『心がけ3箇条』について解説します。
その1:スタート1時間半前(遅くても1時間前)にコースに到着する
準備万端でプレースタートする為、遅くても1時間前にはコースに到着するようにしましょう。スター時間ギリギリにコースに到着しているようでは、思うようなプレーができなくて当然です。(もちろんスタート時間次第ではあります。クラブハウスが開いてスタート時間まで上記の時間が無い場合もありますので)
練習施設が無い(パッティンググリーンしかない)コースでも1時間前に到着するようにしましょう。コースに到着し、受付やロッカーでの着替えなどまでで、男性で10分前後(女性で15分前後)かかります。そして、スタート5~10分前にはスタートホールティーインググラウンドにスタンバイしていなければいけません。
という事は、練習時間は40分ということになります。ストレッチに10分、パッティングに30分でちょうど40分です。パッティングに30分も必要ないですか?グリーンの状況チェック、ロングパットの距離感、ショートパットの方向性、等、チェックや練習をするべきポイントはたくさんあり、30分でも足りないぐらいです
※これは上達したいゴルファーに対してのものですので、『上達』よりも『楽しむ』事が優先のゴルファーは、「朝は仲間とスタート時間までゆっくりレストランでお茶する」という時間の使い方も有意義で良いと思います。
その2:練習の優先順位は『パッティング』『アプローチ』『ショット』の順番
「ドライバーショットさえ安定すればいいスコアになる」と、コースに到着するや一目散にドライビングレンジに向かう人もいるのではないでしょうか。ラウンド前の練習で1番大切なのは『パッティング練習』です。
それぞれの練習施設の有無をパターンに分けて、目安となる練習時間配分を見てみましょう。
〈パッティング、アプローチ、ショットすべて有り〉
ストレッチ:10分
アプローチ:20分
ショット:20分もしくは0分。その分パッティングやアプローチを多く
パッティング:20分
移動など:5分
※バンカー練習場もあるコースではショット練習時間は尚更少なくて良いです。ショットよりもバンカー練習に時間を使いましょう。バンカーを存分に練習する時間は貴重なはずです。ショット練習はいつでもできます。
〈パッティング、ショット有り、アプローチ無し〉
ストレッチ:10分
パッティング:40分
ショット:20分(もしくは0分。その分パッティング練習を多く)
移動など:5分
※ショットが無くてアプローチが有るコースはあまりないので省きます。
その3:ラウンド中意識するポイントを明確にしておく
ラウンド前の練習時間は、『うまくボールに当てる事ができるかどうか』を確認する時間にしないようにしましょう。頭の中を整理し、『意識するポイント』を確認する時間です。つまり、このポイントはできれば18ホール通して意識して下さい。それが厳しければ9ホールだけでも意識して下さい。とにかく、ラウンド中『その場しのぎの何か』をしない為の工夫が重要です。
ラウンドは貴重です。せっかくのゴルフなので、18ホール以外の時間も充実したものにしたいですよね。