難しいライからのショット -スクール・オブ・ゴルフより-

フェアウェイバンカー オンコース

フェアウェイバンカー、グリーンサイドバンカー内の難しいライ、ラフらの脱出法、について、DAZN(ダゾーン)で観ることができるスクール・オブ・ゴルフ#33で解説されています。スクール・オブ・ゴルフは、進行役で2008年PGAティーチャーオブザイヤーに選ばれた、マーティン・ホール(Twitter:@martinhallGC)と、番組アシスタントで元LPGAツアープレーヤー、サラ・ブラウン(Twitter:@SaraBrownGolf)がアマチュアゴルファーにわかりやすくゴルフについて解説していく番組です。

ゴルフチャンネル スクールオブゴルフ

バンカーショット

フェアウェイバンカー

スタンダードなライ

フェアウェイバンカーからはボールをクリーンに打つことが求められます。フェアウェイやラフからのショット以上に、だふると飛距離が出ません。その為に、一般的にボールを右足寄りに置いて、体重を左足に多めにかけて、ボールを打った後に砂を打つ、というイメージが持たれがちですが、それはおすすめしません。クラブヘッドの入射角が過剰なダウンブローになり、ボールに力が伝わりにくくなります。弾道の高さも出しにくくなります。マーティンもそう言っています。

「クラブを短めに持ち、ボールの真上を見て、ガラスの上にボールが乗っているイメージで打つように」と、マーティンは言っています。ボールの真上を見るというのは、ボールをクリーンに打つための意識づけですが、ボールの左端を見る、というのもおすすめです。

ターゲット側のあごに近い場合

「スロープに沿うように構え、スタンスを広めにとって土台を安定させます」と、マーティンは言っています。基本的なポイントですね。あまりここでは多くを語りませんでした。

左サイドぎりぎり(足場がグリーン外)

とても難しいライです。マーティンは「泣きたくなるほどみじめなライ」と表現しています。膝を曲げて腰を低くする必要がある必要があるショットです。「右ひざを引いてクローズドスタンスをとります」と言っているのは、膝を曲げて腰を落とすと、ダウンスイングで右ひざが邪魔になるからです。

マーティンはこの3つのシチュエーションからデモンストレーションを行い結果どれもナイスショット。どれも少し編集の妙のように感じます。。。

グリーンサイドバンカー

クラブをボールの下にもぐらせることが大切です。そのために、足を少しもぐらせて足場を安定させます。打った後、ディボットあとがグリップの長さ程度で、その中心がボールのあった場所、となることが理想的です。

マーティンは「フェースを開いて……」と言っていますが、フェースを開くことはマストではありません。スクエアフェースでもうまく打つことはできます。基準はスクエアフェースで、開くという選択肢もある、という考えが良いでしょう。

グリーンサイドバンカーからのバンカーショット

バンカーショットの4つのポイント

ゴルフ場のバンカー

バンカーショットは打ち込み過ぎに注意が必要

ゴルフ場のバンカー

バンカーショットはアプローチ!打ち方は特別なものではない!

沈んだラフからのショット

一般的なアマチュアゴルファーは芝の抵抗に負けまいと力む傾向にあります。しかし、力任せで沈んだラフから脱出しようとするのではなく、ダウンブローに打つことで芝の抵抗に負けないようにする必要があります。

スクールオブゴルフ ラフからのショット

 

マーティンは、「ボールをやや右足寄りにセットし、やや左足の方に多めに体重を乗せます。さらにハンドファーストにアドレスします」と言っています。細かく言うと、グリップ位置は左足内ももにセットしたままで、ボールの位置が右足寄りになれば自然とハンドファーストアドレスになります。そして後は、普段通りスイングします。

どんなシチューションも基本的にはアドレスなどの準備の段階の部分で応用を効かせることで、スイングでは特別なことをしようとしないことが大切です。

レッスン内容の詳細についてはDAZN(ダゾーン)で視聴することができます。今なら最初の1ヶ月無料です。試しに観てみてはいかがでしょうか。

  DAZNの利用料金や配信番組は2020年5月29日時点のものです。