11月に入り、これからグンッと寒くなってきます。気温が低い冬場のコースラウンドは工夫が必要です。気温が低く寒い時期は、体が回りにくくなります。よって、トップオブスイングもフィニッシュも、コンパクトになります。無理して大きくスイングすると、スイングのバランスを崩しやすくなるので注意が必要です。
寒さで体が回りにくくなる
ゴルフスイングにおいての「体の回転」とは、「体幹の回旋」と「体幹の側屈」の融合になります。回転というと、水平面上をクルクル回るようなイメージを持たれがちですが、正しくは体側部が伸びたり縮んだりするする動きが入ります。
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気温が低くなると体が縮こまり、この「体の回転」が難しくなります。対策としては、入念にストレッチするということが挙げられます。早めにゴルフ場に到着し、外より暖かいロッカーでストレッチをします。
最近は、ヨガマットを置いているゴルフ場もチラホラと見かけます。それらを活用して、肩回りや胸回り、股関節回りを入念にほぐしましょう。
よりスムーズなスイングにつながるだけでなく、怪我の防止にもつながります。
しかし、いくらストレッチをしても限界があります。ツアー選手のようにストレッチに時間をかけることは難しいです。よって、ある程度体が回りにくくなることを前提にスイングのイメージを作っていく必要があります。
トップシーズンよりも体の回転が浅い、よりコンパクトなトップオブスイングを心がけましょう。
服を着こむと体が回りにくくなる
体が縮こまるだけでなく、服を着こむことも、体が回りにくくなる原因として挙げられます。どうしても冬場は重装備になってしまいますよね。
体が縮こまるので軽装で臨もうとしても、今度は寒さが強まるのでより体が縮こまるといった感じのどうどう巡りになったり……。
そこで、できる限り軽装で、かつ寒さを和らげる方法を2つ紹介します。
貼るタイプのカイロを活用
背中などスイングの邪魔にならない箇所にカイロを貼ります。こうすることで、体が温まります。ポケットの中にも1つカイロを入れておいて、手を温められるようにしておくと良いです。
下半身を重装備にする
上半身とは違い、下半身を重装備にする分には、あまりスイングの邪魔にはなりません。ヒートテックのような肌着や風を通さないタイプのパンツを使って、下半身を温められると、上半身も温まります。
筆者は、寒さ次第では「ヒートテック2枚、ゴルフパンツ、シャカパン」を重ね着しています。
コンパクトなスイング
冬場のコースラウンドでは体が回らない条件がそろっているので、無理して体を回そうとせず、バランス重視でコンパクトなスイングを心がけましょう。
冬場のコースは、芝が薄くなります。よって、インパクトの少しのずれが大きく球筋に影響します。暖かい時期に比べて、インパクトがシビアなんです。よって、冬場のコースラウンドでミート率が下がっては良いスコアは望めません。
バランス重視のスイングで、冬のゴルフを楽しみましょう。