パッティングは繊細です。特にカップインを狙うショートパットの1パット率を高めるためには、距離感だけでなく打ち出し方向も高い精度や安定感が求められます。
方向を安定させるためには、アライメントの再現性が求められます。フェースの向き、スタンスの向き、ボールポジションなど、ポイントとなる項目がいくつもあります。
そこで、アライメントを整えながら、打ち出し方向の精度を上げられる練習器具を紹介します。「レール and アライメント」です。


レール
ステンレスのレールです。打ち出し方向を確認するものです。レールを打ち出し方向に向けて置き、レール上の小さい穴の上にボールを乗せます。そしてストローク。まっすぐ打ち出せると、レール上をボールが転がりきります。右に打ち出すと、レール上を転がりきる前に右に落ちます。左に打ち出すと、左に落ちます。
レールの長さは30.5センチ。約1フィートです。定規がわりにすることで練習したい距離を正確に測ることができます。5本分だと5フィート、といった感じです。ツアー選手の1パット率は3フィートが96%で5フィートが77%、平均スコア90ゴルファーの1パット率は3フィートが84%で5フィートが50%と言われています。このようなデータを使って、目標の精度を意識してみましょう。






アライメント
アルミの10.8センチの棒が3本入っています。3本あることでいろいろな使い方ができます。
1本だけ使ってスタンスの向きを確認したり、2本使って打ち出し方向を明確に決めながら練習したりできます。スタンスの向きとボール位置を同時に確認することもできます。
10.8センチはカップの直径です。ラウンドでのパッティング時「1カップ左(右)狙い」などと意識したり言われたりしながらプレーしていると思いますが、その“1カップ”の感覚は人によってマチマチです。10.8センチの棒を使えば正確な”1カップ左(右)”を確認することができます。
















カップインだけでは見えないものがある
カップインを狙うだけの練習では、内容の良し悪しに関して正しいフィードバックをすることは難しいです。アライメントがズレていてもストロークがズレればカップインすることがあります。そんなカップインを良しとしていると、パッティングの上達速度は上がりません。
まずはアライメントの再現性を上げましょう。それが実現されればショート1パット率が向上していくでしょう。
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