昨季はパナソニックオープンレディースで通算15勝目をマーク。二度の日本女子オープンではともにトップ3に入るなど、無冠の国内メジャーに向け意欲あるプレーを見せた。とはいえ、キャリアは世界レベル。ツアー2年目の07年にミズノクラシックを含む4勝を挙げ、翌年から日米両ツアーで戦った。日本ツアー復帰は14年から。柔軟かつ強靭な下半身を使ったパワフルなドローが持ち味。後進の多くがその背中を追っている。
プロ2シーズン目の07年に年間4勝して賞金女王に。ミズノクラシック優勝の権利で、翌年から約5年にわたり日米両ツアーで戦った。13年からは日本に復帰し昨年までに6勝。16年以降は毎年平均30試合に出場し続けてきた。本人いわく「早くやめたい」。だが「ゴルフは終わりがないからやめられない」と続ける。今年で35歳だが「わかったと思っても本当にわかったことは一度もない」ということ。まだまだ活躍してくれそうだ。
年間2勝、予選落ちわずか『1』と抜群の安定感を発揮した昨年。1勝目のTポイント×ENEOSでは「こんな痛みは初めて」という右手痛を強靭なメンタルで克服。13年ぶりの日本人選手開幕3連勝に貢献した。2勝目のヨネックスレディスは、最終日に6を叩き出し2位に6打差をつけ、自ら「私のピークは今です！」と言いのけた。シーズン初頭から好調だったパットが好成績を後押しした。日米両ツアーで戦った猛者が再び雄叫びを上げる。
