年に1回のラウンドで70台を出すための条件

上達 グラフ

■はじめに

「上達したい」

ゴルフの楽しさを知れば知るほどこの思いが強くなるゴルファーは多いと思います。

又、ゴルフを始めたばかりの人の中にも、100、90、さらには80というスコアを切る事を目標にしている人も多いのではないでしょうか。

では、その願いを叶える為に不可欠な事は何でしょうか。練習量でしょうか。ラウンドの回数でしょうか。自分に最適なゴルフ理論との出会いでしょうか。それともボールをうまく打つセンスでしょうか。

どれもあった方がいいものではありますが、もっと大切なものがあります。

それは「正しい練習」です。練習には大きく分けて2種類あります。「上達のための取り組み」と「楽しい球打ち」です。

上達のための取り組みをするためには、上達できる「思考」を有している必要があります。この思考があってはじめて、正しい練習が可能になり、良いものを吸収することができます。

より良いスコアで回るためには、「ミート率アップ」「ショートゲームスキル向上」「飛距離アップ」等の技術的な部分が必要ですが、それらを向上させられるだけの「思考」を持っていないと、どれだけ練習しても「時間とお金を無駄にした」ということに繋がりません。ちなみに、楽しい球打ちをしたい人は、自由に練習を楽しむと良いでしょう。ただ、この文章を読んでいる人は、上達意欲があるのだろうとは思いますが。

「思考」といっても「メンタル」の事ではありません。よくゴルフではメンタルの事が語られますが、今回のこの「思考」は、プレー中の精神状態の事ではなく、根本にあるゴルフに対する取り組み方を決定づける考え方の事を指しています。

<つづく>

器用な人と不器用な人の学習水準を調べたデータがあります。器用な人は短期間に上達しますが、早い時期に停滞が始まります。一方、不器用な人は、最初なかなか上達しないのですが、努力を積み重ねるうちに着実に上達していき、最終的には器用な人に追いつくのです。


スポーツにおいては、運動神経がよいにこしたことはありません。しかし、そのスポーツにおける成功は運動神経だけで決まるほど単純ではなく、むしろ、運動神経や体格などの点で少し劣っていたほうがいいのです。その劣った点を認識して努力を積み重ねるアスリートだけが大成するのです。

引用:上達の技術(児玉光雄・サイエンスアイ新書)
年に1回のラウンドで70台でまわるための条件 目次

■はじめに
■上達の定義
 1.一般的に認識されている上達の定義
 2.本当の意味での上達の定義
 3.レベルにより上達の過程で出る結果が違う
 4.スイングとショットを切り離して考える必要アリ
 5.確かな上達は長期戦
 6.スイングの質向上に特化するほど上達する
■上達するために知っておきたい3つのこと
 1.スイングとショットの良し悪しを分けて考える
 2.正しい練習ができるようになる
 3.スイングとショットの因果関係を言語化できる
■「改良」と「調整」の違いを理解する
■上達のための練習は『違和感』があるもの
 1.「違和感」と自分に合わない動きの違い
 2.違和感を払拭する方法
■さいごに

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