リラックスするということ

リラックス その他

「緊張して動き(スイング)が固くなる」という経験をしてきた人は多いと思います。現在進行形で「固さがとれない……」という悩みを抱えている人もゴルファーも多いのではないでしょうか。

緊張せず、リラックスして、柔らかくしなやかな動きをするとはいったいどういうことか。。

元プロ陸上選手で、世界選手権銅メダリストの為末大氏が『リラックス』について述べている記事がありますので、その内容を引用しながら、ゴルフに絡めたりもしながら述べてみたいと思います。

私のパフォーマンス理論 Vol12 リラックスについて(TMESUE『THINK』)

 

熟達者はこの中でも必要な局面で必要な部分だけに力を入れることができるが、非熟達者はすでに動きの中で役割を終えた部分や、同時に拮抗した部分に力が入る。新しいスポーツをすると意外な部分が筋肉痛になったりするが、これは必要な筋肉でコントロールできないために補助する筋肉が過剰に稼働してしまうためだと私は考えている

ゴルフを始めたばかりの人は、腰部や腕が筋肉痛になることがあります。

それは、新しい動きを覚える過程で、それまで使ってこなかった筋肉を、新たな使い方で使おうとするために起こります。

また、身体の末端部に頼り切り、体幹部を使えなくなることで、スイングをすることの負担が腰などに大きくかかることでも起こります。

 

熟達者はこのコントロールが中心に近いところで迷いなく行える。だから拮抗した筋肉同士が力を入れ合うということが起きない。必要な部分が必要なだけ動く。そうした動きは連動していて、滑らかに見え、リラックスして見える

『体幹主動』ということです。

リラックスしてスイングできるプロ、上級者は、表情を見ると「歯を食いしばるように強張っている」ことがあります。

リラックスしているように見えるからといって「力を入れていない」ということはなく、必要な部分に必要な分だけ力が入っているとうことです。

女子プロゴルファーのショットを見て「ラクに振っているのに飛ぶなぁ」と感じるかと思います。

女子プロはラクに振ってはいません。頑張って一生懸命振っています。体幹主動で、必要な部分に必要な分だけ力が入っているので「ラクに振っている」と感じるのです。

 

リラックスとはフリーの状態であり、どのようにも力が入れられるということだ。反対に力が入っていれば一回抜いてからではないと力が入れられない。自分の手のひらで力を入れた状態でパーを作り、なるべく早くグーの状態の移行するのと、力を抜いて手を開いておいて、グーの状態に移行するのでは後者の方が早いと感じる

ツアープロレベルでも毎回同じスイングをしているわけではありません。

表面化する度合いは様々ですが、スイングバランスを崩しながらも、瞬間的に崩れたバランスを補う動作が入ることで、ツアープロ達は安定したショットを打っています。

その”瞬間的に崩れたバランスを補う動作”は、リラックスしていないと入りません。

 

リラックスは効率化の結果であり、中心がくっきりした場合に生まれる現象だと私は考えている

「リラックス、リラックス」と念じたところで、なかなかリラックスはできません。体幹部と末端部の連動、あらゆる動作の効率化を目指すことが”リラックス”に繋がります。

【TAMESUE『THINK』』】引用記事 特集