休み方について

その他

「毎日練習して当たり前。1日休むと取り戻すのに3日かかる」などと強迫観念にかられて休日を設けず練習に取り組んでいるジュニアゴルファーは多いのではないでしょうか。

休日を設けず練習した分上達すればよいのですが……

適度な休みは大切です。

元プロ陸上選手で、世界選手権銅メダリストの為末大氏が『休み』について述べている記事がありますので、その内容を引用しながら、ゴルフに絡めたりもしながら述べてみたいと思います。

私のパフォーマンス理論 Vol11 休日について(TMESUE『THINK』)

 

短い時間で疲労するにも技術がいる。技術がない人間は量で自らを疲れさせようとする。ちなみに私は中高生を育てる為に量に頼る文化が、練習では強いが一発が必要とされる試合で力が出ない選手を量産してしまっていると考えている

高いレベルで戦う場合、また、高いレベルで戦うことを目指す場合、質も量も大切なことはいうまでもありません。

しかし、量をこなすことによって質が低下していては本末転倒です。

質が低い取り組みで量をこなすことはプラスにならないどころか、マイナスになることもあります。

量をこなして自己満足せずに、実のある練習にするべく、常に高い質の取り組み方を探し求める必要があります。

 

外から練習熱心に見えている選手でも、競技力が向上するから練習を継続しているのではなく、休んでしまうことが恐ろしいから練習をしているだけの場合がある。こういう選手は努力家というより休む勇気がないというのに近く、人生で一度も休んだことがないからただ休んでいないだけだ。まず休んでも大して実力は落ちないということを自分に納得させ恐怖感を取り除いていく必要がある

練習を毎日こなしていると、それが当たり前のことになり、お風呂に入ることや歯を磨くことと同じように「毎日しないと気持ち悪い」ことに練習というものがなってしまいます。

義務感で行う練習。

そうなると、やがてその練習にある意味は薄れてきてしまい、集中力が低い中での練習になり、効果は薄く最悪怪我につながります。

休むことも練習ととらえ、休む勇気を持つことも大切ではないでしょうか。

 

ともかく選手にとっては結果が全てで、結果さえ出れば全ては美談に変わる。そして結果のために休むことは必須だと私は思う

「休んで結果が出なかったら悔いが残る」

「これだけやってダメだったら諦めがつく」

という思いで、練習に取り組むことは理解できたりもします。「休みたいけど休めない」といったように。難しい……

 

私の中ではいいトレーニングメニューはストーリーが感じられたという印象がある

ストーリー。どのメニューにも、そしてそのメニューをこなす順番にも明確な意図があり、緩急がある内容ということです。

良さげなメニューを並べてこなすだけでは、ここでいうストーリーは生まれないでしょう。

 

休めない人間はそれが競技力向上にいいと思っているのではなく、休まない状態の方が頑張っている感じがして落ち着くのだと思う。休養は準備である。混乱した状態を沈め、目的に集中させ、意欲を高めるために必要な作業だと思う

筆者も、プレーヤーのみとしてゴルフに取り組んでいたいた時期は「休まない状態の方が頑張っている感じがして落ち着く」ので練習量をこなしていました。

今になって思います。もっとやりようがあったな、と。

自己満足だったな、と。

休む量や休み方など、考えなければいけない事項はたくさんありますが、競技で結果を出す練習を求める場合「頑張っている感じを求めた自己満足」になるような練習プランは避けたいところです。

【TAMESUE『THINK』』】引用記事 特集