400Hにおけるハードリングについて

陸上競技ハードル その他

基本的には世界の中に入ると、体のサイズが小さい日本人アスリート(プロスポーツ選手)。

世界各国の恵まれた躯体を武器にしている選手に対抗するには、スピードアップやパワーアップをはかりながらも、圧倒的な技術力が必要なのでしょう。

元プロ陸上選手で、世界選手権銅メダリストの為末大氏が『400Hにおけるハードリングについて』述べている記事がありますので、その内容を引用しながら、ゴルフに絡めたりもしながら述べてみたいと思います。

技術的な部分での突き詰め方は、ゴルファーの参考になるところがあります。

私のパフォーマンス理論 Vol6 400Hにおけるハードリングについて(TMESUE『THINK』)

 

今回は私の本業の400Hについて書いてみたい。実は私はしっかりとしたハードルの指導を受けたことがない

指導を受けなくとも、インプットの量が相当だったのでしょう。

まずハードル自体を越える際に大事なのは鋭角に入ることだ。110Hと違い400Hは91cm程度しかないので、170cmぐらいの私の身長でもほとんど重心を引き上げなくてもハードルには当たらない。だから飛ぶというよりほとんどすり抜けるような越え方で十分と言える

400Hではハードリングの技術力次第では、力を上に逃がさず推進力を損なわずに、走ることができるのですね。

110Hと400Hでハードルの高さは違うのですね!?

400Hのハードルの高さ、91cm程度、というのは1ヤード程度ということです。ゴルファーにとって馴染み深い数字ではないでしょうか。

 

いくら完璧にしても試合になるとうまくいかないことがある。二つ要因があり、一つは風などの外的要因、もう一つは自分の緊張などの内的要因だ

どの程度風が吹いていて、自分の歩幅がどの程度くるかを察知しなければならない

ゴルフでも風は『うまくいかない時の外的要因』になりえます。

打った球が影響を受ける、ということだけでなく、風に体が揺らされてスイングバランスが崩されないよう余計な体の力を要したりしてしまいます。

 

私は13歩という歩数を使っていたが、4,5月の練習ではほとんど届いたことがなかった。だからこの時期は練習をするときにはいつもハードル間35mから50cm減らして、34m50cmで走っていた。ところが試合になると興奮してこの50cmが埋まってしまう

ゴルフでも、「アドレナリンが出ていつもよりも飛距離が出る」ことがあります。イメージしやすい例でいうと、プロトーナメントで優勝争いしている選手の中には、「いつもより飛距離が出ることを想定して眼前のショットに臨む」ことがあります。

 

最初の五輪で転倒しているが風と過緊張によって走りがこわばったことが原因だと分析している。年齢を重ね次第に感覚をつかみ緊張してもゆったり走れるようになった

ゴルフでも緊張すると、ゆったりとスイングすることが難しくなりますよね。

『風、雨、暑い(寒い)』でも、スイングリズムやテンポが乱れやすいので注意が必要です。

 

私が受けた唯一のハードルの指導は高校時代の1ヶ月程度で『カミソリになるな、重たい鉈で全部薙ぎ倒せ』とこればかり言われていた。この言葉は少なからず影響している

『カミソリになるな、重たい鉈で全部なぎ倒せ』

これはゴルフにも通じます。ゴルフクラブをビュンッと早く振るのではなく、クラブに全身のエネルギーを注ぎながら、ボールに圧をかけていく、そういったイメージに繋がりそうな表現です。

【TAMESUE『THINK』』】引用記事 特集